オカのひらめき

「やらない善よりやる偽善」のはなし

「やらない善よりやる偽善」という言葉にさえ、 そこに自分を善人と信じて疑わない人の プロパガンダ的なものを感じてしまい、 僕はそれにたいして懐疑的だ。 大義名分に自分のこころが追いつかない人が ツイッタラーかもしくは 「世論」的なサムシングか何…

「他人に“いいこと”しないおれ、生きてていいよ」と「自立」のはなし

ちょうど一年ぶりに会った友人がいた。 どういうわけか話の中で僕が無職だった時の話になった。 たしか、乃木坂46の話から派生したはずだ。 僕が、日がなYoutubeで 乃木坂46の動画を見て過ごしていた時期のことだ。 当時僕は 縁はあってもゆかりがなかった長…

「やりたいこと」はアテにならない①

たとえば僕が「『朝マック』をしたい」と思ったとき、 じゃあ、どこでもいいからマクドナルドに出かけました。 マクドナルドに着きました。はい、じゃあ満足ですね! …そんなワケないだろう!!笑

「『オーソライズド』な趣味」という概念のはなし

「社会性のある趣味」 「属性を問わず楽しめそうな趣味」 「教育上良さそうな趣味」 それらを僕は勝手に「オーソライズドな趣味」と呼んでいる。 もしも、流行りの「オープン・コミュニティ・スペース」があるとして、 その「オーソライズドな趣味」ばかりを…

「コミュニティスペース」の欺瞞と「みんなで一緒に」のはなし

結局のところ、 「みんなで一緒に」がいいよね、と思い始めたら 「みんなで一緒に」ができる人しか残らないんじゃないか。 という疑問から話を始めてみたいと思う。

「場所としてのお店」のはなし

「場所としてのこの店がなくなったら、困るよなぁ」 みたいなことを考えることがよくある。 ぼくは、非常にケチな男だし、 しばしばネット通販を利用するくせに、だ。

知らない人は、危ない のはなし

アメリカの人といえば、 知らない人に対しても「やあ」とか 声かけてそうな、そんなイメージがある。 ただ、先日耳にしたラジオ番組によると、 アメリカの人は子供の頃に stranger danger (ストレンジャー・デンジャー)つまり、 「知らない人は、危ない(…

出世しない男の10の特徴 〜季節の揚げ物を添えて〜

1.(20代半ばを過ぎているにも関わらず) コンビニで買い食いをしている。 ジューシーさとボリュームのコスパのよい セブンイレブンの「から揚げ棒」を好む。 200円もするローソンの「からあげクン」には手が出ない。 2.(20代半ばを過ぎているにも関わらず…

公平性と「きみにきめた!」と「誰でもいい」のはなし

「公平を期す」ということと、 「君にきめた!」ということ、 これらはトレード・オフの関係にある。 「みんな一緒に」「公平に」というと、 「誰でもいい」となり、「あなただからこそ」が示せない。

「共依存」のはなし

もしも、親だった人間が、 子どもが自立するに伴って、 「『親業務』をしなくていいよ」 と言われたなら、 それまで「親業務」をしていた人は、 いよいよ生活・考えの中心を 「誰かを育てること」から「自分を育てること」へと シフトする必要に迫られる。

「トラブルは、他人に任せよ」理屈のはなし

https://twitter.com/ryoggu0406/status/913223572184743936 https://twitter.com/ryoggu0406/status/913224228673019904 https://twitter.com/ryoggu0406/status/913224929880956928 https://twitter.com/ryoggu0406/status/913226753656602624 https://twi…

「ワケあり品」のはなし

「ワケあってこそ、『ぼくが持っている理由』になる。 ワケありの中古品をリサイクルショップで見つけたら、 そのとき買うことにしよう」 そう結論づけて、 ぼくはニトリのコーヒーケトルを棚にもどした。

「若い人はすぐググる」と「余計なお世話」のはなし

「サンマ ワタ 取り方」 と検索窓に入力した!検索結果出た! でもふと思いとどまって見るのをやめた。 「こういうのに限っては、調べるのはちょっともったいない」

「便利の代償」と「不便の価値」

「もしも、この橋やあのトンネルがなければ 向こう側にいく『理由』は存在しなかっただろうな」 先日国道を車で走っていた時に 改めて考えるまでもないことが頭に浮かんだ。 「できるのにやらないのが一番腹が立つ」 という類の怒りを漏らす人をみたことがあ…

「他人を理解したような顔をしないこと」は「他人を理解するよう努めること」よりよっぽど難しい

https://twitter.com/ryoggu0406/status/870241415854346240 https://twitter.com/ryoggu0406/status/870241698772692992 https://twitter.com/ryoggu0406/status/870242480175800320 「他人を理解するよう努めること」の次なる壁は、実は 「その人を理解し…

かくして「家庭を顧みない人間」は生まれるー初夏の「雪かき」のはなし

今月の頭ころのことだ。 「あぁ、こうやって家庭を顧みない人間は生まれるんだな」 という感覚が舞い降りてきた。 それはどういうことか?一言で言えば、 「『目の前の人間的エキサイトメント』に、 何の悪気もなく、没頭し、楽しんでいるだけ」 ということ…

そして、僕は同じ服を着る

いつからか、 僕は毎日同じ服を着るようになった。 「私服の制服化」 と言えば分かりやすいが、その言葉を使っては、 ただのブームに乗っかっているようで、 今ひとつ気が収まらない。

どの部分をおカネで買うか?「生活の手応え」と「オプション」のはなし

鏡の前に立ち、 母の洗顔フォームを塗ったくり、 鼻の下を伸ばした間抜け顔で、 ヒゲの剃れていく手応えを感じながら、 シャッシャッとカミソリを滑らせる。 半月前にフィリップスのシェーバーの 調子が悪くなって以来、朝はこうだ。 そのカミソリというの…

経歴は、役割の「本棚」

「それが、自分の役割だと思ったからです・・・!!」 相手の質問にかぶせるようにしてそう言い放った。 たぶん、鼻の穴は広がっていた。 緊張しまくっていたのに、 そこだけ、声が大きくなっていた。 某コーヒーチェーンでのアルバイト面接でのこと。 自己…

マウンティングと劣等感と成長の促進剤

もしも、自分の物差しから 「マウンティング」をすることによって 自らの「成功」度合いを測ろうとするならば、 そこには自信のなさ=劣等感がある。 この他者を巻き込んだ「劣等感」が あくまでもその他者と自分の比較から生じるものではなく、 せめて「理…

そこに意味はあるか −さらば、プータロー生活?

今のところ、 「自分を許すこと」に取り組んだ時間 という意味を一つ、与えたわけだ。

「望ましくない結果」を引き受けさせてもらえるか?

「果たして、この女の子たちは 『売れない痛み』を引き受けさせてもらえるのだろうか」 そんなことを思ってしまったのは、 乃木坂46の妹的アイドルグループ「欅坂46」の MVを見ていたときだ。

どんな価値観もエゴに基づくものだが、どんな価値観も、等しく存在を許されている

「世の中には、 自分の価値観が絶対的なものだと信じて疑わず、 そこに存在するエゴを自覚しないものがいる」 「自分の価値観も、自分のエゴに基づくものだが、 どんな価値観も、ただ、その存在を許されている。」 「エゴだからと言って、価値観を変える必要…

「自分をいくつだと思っていますか?」 -「無年齢」を生きる

「今、自分は何歳だと思って生きているか?」 こんな問いから始めよう。

結果はあくまで「副産物」

思うに、 「結果」は「目的」を目指す過程で生まれる副産物だ。 そして、誤解を恐れずに言うと、 その「目的」がエゴに基づくものであるほど、 たくさんの「結果」を産み出すことができる、 とも思うのだ。

あらゆる行為は「実験」だ

https://twitter.com/i/moments/810988777623592960 もしも、仕事含め広義の 「生活」 (なんか陳腐になるから『人生』とは言いたくない) 全てが 「実験」だとすれば、自分はいつでも研究者だし、 「不完全である」というのがそもそも前提だから、 実験とし…

年功序列の「幻想」はそう簡単には壊れない

「長く勤めるほど、給料が上がり、 それをあてにして将来設計をする」 それはしばしば「幻想」と揶揄され、 「崩壊した(またはしつつある)」と言われている。 正直なところ、その幻想は簡単には 完全に失われることはない、と言うのが 個人的な考えだ。 た…

人が活きる組織には「中間層」がいる

「中間層」がいるかどうか、というのは 人が育つ組織かどうか、 (「教える~組織内での自立を促す」気概があるか) ひいては、組織内で居場所ができやすいか、の ひとつの目安になるかもしれない。

シンプリズムも進歩の結果

「自分はどんなスタイルを取り入れるか?」 それを強く決定づけるのは、 育った環境の「ジョーシキ」がどうだったかよりも、 自身の実体験を通じた試行錯誤の結果、 何が「良い」と思ったかによるのだろう。

「どの釘を、どれだけ打つか?」支援者が把握すべきこと

「金槌を手にしていれば、世の中全体が 釘の束に見えてしまうようなものだ」 とは、「支援者」の問題を的確に表した表現だ。 『人を助けるとはどういうことか』 という本にこのフレーズはある。 この本によると