オカの思いつき

高級食パンが面白いと思ったはなし

先日行ったイオンモール内にあった某高級食パン店でパンを買った。 ①まず、常駐している店員が存在しない。ベルを押すと隣接している唐揚げ店から店員がやってきて、会計対応をしてくれた。 ②当然だが、この手の高級食パンには一切のバリエーションが存在し…

とりあえず、無駄でもよくね

今となっては「あれは無駄だった」と思うことは、僕にとっては「(パッケージとしての)就活」だろうか。今後も「やっとけばいつか役に立つから」という内外からやってくる詭弁によって、ひたすら「やる」こと(「いる」ことではなく)で埋め尽くされること…

カンユウ文句

相手のリテラシーを超えて、自分のお勧めしたいものを強く提案する、という点で僕にとっての「格安SIM」と、彼女にとってのその宗教は大した違いがないのかもしれない。 僕が他人に強烈にお勧めしたいものがあるとすれば、それは格安SIMだ。「それは詳しい人…

ムダの役割と余裕のない社会

ボランティアワークにおける、承認を得ることを目的とした仕事は無駄でも良いのかもしれない、ということを先日の記事で述べた。 ただ、仕事におけるムダはたとえそれが人々を食わせるためだとはいえ、(「より多くのムダな仕事によって多くの人が職にありつ…

前提A:自分の労働の対価としての報酬を得る

「自分の労働の対価として報酬を得る」という前提を僕は勝手に「前提A」と名付けた。この前提Aは、極めてフェアである一方で、今後書いていく記事でも述べるが、社会の余裕を生み出す上でのネックにもなり得る。会社側にとって労働者を使役する都合の良い言…

仕事は無駄でもよいのかもしれない 屁理屈のはなし

ボランティア、もしくは「気付きの労働(気づいたことはなんでもやれてしまう)」におけるワーカーに対して、いまの心境ならば自分が無駄だと思っている仕事(作業)を与えることができるような気がしている。チョッピリ。 かつては(いや、今も割とそうだが…

災害のあとたくさん寄せられた物品の数々を片付けていたら、9年前までタイムスリップした気持ちになった

震災や社会的動揺がもたらした混沌とした状況は、きっとこれまで「(お金を払う)価値がある」とみなされなかったもの、「(価値の所在が不明瞭で)価値がつきにくかったもの」に価値を再び与えたのだろう。その名残を見て、我々が常に目指してきた「整った…

アウトサイダーとしてのエリート意識 について

『そして、暮らしは共同体になる』という本がセールになっていたので読んだ。新品で読んだのと、Kindleで読んだのに続いて3回目だ。その中に「丁寧なくらし」を志向するマインドに潜む「順応を拒否し、社会の外部にいて社会に適合しない」という立ち位置とし…

作りたいものありき

PCはあくまでも作りたいものを作るためのツールに過ぎないのであり、基本的には(というのは、PCによるPCのためのPCのものはPCしか作れないから)「PCの使い方がわかれば、何かできるようになる」というものではない。作りたいものありきのコンピューターだ…

「秩序なき自由」がもたらす不自由と罪の代理人としての神仏について

残念ながら僕の日常には「神様」というものは存在しなかったし、特に神仏への信仰に厚いわけでもない。しかしいわゆる「神」は我々にとって必要な存在なのかもしれないぞ、と去年を通じて考えるようになった。 ちょっと話は変わって、2019年はこども食堂に継…

リスペクト

「自分の中にもある種の偏見や差別心がある」ーそれまでそんなことを考えたことはなかった。ただ、偏見や差別にまつわる記事を読んで、「そりゃ、そうだよな」「差別や偏見はよくない」と思うことはあってもだ。 先日ふとしたきっかけで自分の口から女性に対…

「『排除ムード』と『マイノリティの包摂』における個人主義的リーダーの役割について考えて高熱を出す」

僕は長らく何かをするにあたって「そこに意志があること」を非常に大事にしていたという意識がある。「むやみに常識とかマナーとかで個人は縛られるべきでなく、そこに意志があれば、それに基づいて実際にやってみることが大事だ」と思ってきた。今だってき…

「今日は、あの人に会える」

正直、心のどこかで「ドラマを観ることを楽しみにすること」を馬鹿にしていた時期があった。「どうせいつか終わってしまうのに」「流行り物だからだろう」「受け身の楽しみで…」など、これだけ並べるとまるで「懐古厨」のジイさんのようだ。そんなことを言い…

「若さを理由にしてはいけない」理由について

僕は「まだ若いんだから」とか年齢の数字だけ見て「これから経験を積めば」とか、そのように言いくるめられてしまうことが度々あり、その都度モヤモヤしている(「もちろん、誰もがアッと驚く大した経験をしたかと聞かれればそうでもないのだが…「経験」はあ…

ボランティアワーク

ボランティアはボランティアであり、責任がない。だからもし当日すっぽかしたとしても、その責任について追及することができない。そこに何かしらの事情があり、まだ人間関係が築けていない事実もあり、「社会ではそれでは通用しない」などと諭すことは僕の…

あいだの仕事

「間(あいだ)の仕事」というコンセプトが浮かんだ。 誰がやってもいいし、この人じゃなきゃいけない、 ということはないけれども、 「いま、ここにおいて、いついつまでに」 その場をしのぐように、 「最高の」ではなくその場における「最善の」 クオリティ…

お菓子と社会保障のはなし

僕の職場には、 数人の決まった面子の子供が遊びにやってくる。 オフィスにドタドタと入って来ては (まぁ、それ自体は許容しているのだけれども) 結構な頻度で「食べるものは?」「おやつちょうだい」 というところから話が始まる。

まじめの受け皿「まじめトーレランス」 のはなし

他人が、自分の興味関心とは別に、 その人がくそ真面目に向き合っていることを、 自分の理解をよそに滔々と語るのに対して、 もちろん、 完全に理解はできないかもしれないが、 「フンフン…」と聞いていられる クオリティのことを、僕は勝手に 「まじめトー…

くだらないの中に

ひょっとしたら、 くだらないことをどれだけ書けるか みたいなところにこそ、 自分の無意識的に大切にしている思いが含まれていて、 そこに人の心に届くようなことが ポロッと転がっているのかもしれない。 「これは、きっと共感を得られるゾ!」 とホクホク…

人間の機微 のはなし

人間の機微を感じ取り、 それを知ったうえで 「どうしようか」と考えることは、 (おそらく、世の中には自分とは違う 感覚を持っている人がいて、 自分のおもう「正しさ」では 他人を納得させられないかもしれない、 と考えるようなかんじ) 結局のところ、 …

「あてがわれた役割」・「手加減の役割」のはなし

「本当の優しさとは 他人に席を譲ってあげることではない 譲られた席には自分で選んだ責任と 勝ち取った喜びがないから」 というのは森山直太朗の隠れた名曲 「優しさ」の歌い出しのフレーズだ。 結局はこれに尽きるのだが、 「役割があってこそ、人は輝ける…

忙しい大人のための読書感想文のかきかた

つまるところ、 読書感想文における本とは あくまでも自分の内側から言葉を引き出すための 当て馬的なものであって、 自分の経験や感覚に基づく言葉さえ引き出せれば、 本文を精読する必要はないし、 無理に書いてあることに納得しなくてもよい、 くらいに考…

古いものにこだわりたくなった人のためのはなし

どうやら、人はある一定の年齢に達すると 新しい音楽を探さなくなるらしい。 https://nme-jp.com/news/56379/ これは、音楽に限った話ではない と僕は個人的に思っている。

自らの打算 とロジックの限界 にまつわるはなし

例えば、 「総合職」的なところへの就職活動で 正直な就活生はどんどん追い詰められていく、 その原因はこういうところにあると思う。 大学の専攻から、実際の「総合職」的生活へは、 極めて整合性に欠けるトランジションなのに、 さも、整合性があるかのよ…

あいさつと白々しさにまつわるはなし

学校とか会社とか、 そういうものから離れたところに、 自分の「純粋な」友人を見つけること これは、大学を卒業したときから なんとなく頭に置いているテーマだ。

他人を「怒る」こと のはなし

そのとき僕が少年を実際に「怒った」のは、 彼に他人の気持ちのわかる男になって欲しいから というのでは一切なく、ただ一点、 水鉄砲で攻められつづけたことで 僕が不愉快だと思ったからだ。 そう思えば、あとは自分の気持ちを 真面目な顔をして、 ちょっと…

善い人が悪人になる

自分の考えが整理されればされるほど、 つまり「自分のことば」というものによって 自分の思う「これがいいと思う」が 理屈づけされればされるほど、 自分とは違う考え方を持つ 他人が思う「これがいいと思う」に 目が行かなくなる、という意味で、 自分はど…

「群れてはいけない」属性と「カルト」と「暴力」のはなし

ゲームに出てくる悪役には ・子供の頃から引きずっているコンプレックスをもとに ・ふとした瞬間に手にしてしまった強大な力を使って ・自分の理想の「善」の世界を目指す中で ・それが行き過ぎて、「悪」になる というものが珍しくない(と誰かが言ってた)…

「コミュニケーションと調和の課題」のはなし

「その時の自分の至らなさ」 「もっとああしていれば、上手くやれたかもな」 という冷静な感覚は、 その時自分の決心でもって 何かと別れたり、離れたりしたその時を起点にしたとき 常にディレイを伴って心に浮かぶ。

僕たちはきっと出会った人でできている

「純粋な『本当の自分』というヤツはないんじゃないか」 とときどき思う。 時間が許すなら どうか、「中2のセカイ」だと早合点して 眉をひそめずに聞いてもらいたい。 というのも、 僕はよく対人コミュニケーションにおいて これまでに出会った人々の 話し方…