オカの意見

やることがなくて怒るひと・植松死刑囚の主張・コロナ禍は繋がっている

「やることがなくて怒るボランティア(もしくは「気付き」によってなんでも「役に立つ」ができるボランタリーなワーカー)」「やることがなくて怒る」悲哀は他人事だろうか - GoKa.と「やまゆり園事件」における植松死刑囚の主張「社会的に役に立たない人間…

「くそ仕事」と「反RPA化」によせて、「暇」についての話をする

事務作業のような「くそ仕事」はどんどんなくなって然るべきだと考えている。ちなみに、僕は実際に事務作業に従事している人たちを馬鹿にしているのではない。あくまでもそのような仕事には極力時間や心身のエネルギーを割くものではなく、できることなら早…

シモジモの民の「しのぐ」術 と おカミのすべきこと という視点のはなし

●7月のハイライトとして、 非常に個人的なことを挙げると 『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』 という本を読んだことだ。 自称・読書家であるにもかかわらず 読み切るのに3週間も要したうえ、 ケインズ経済学の基礎知識が 頭に入っていなかったばかりに、 ま…

第3の「これがいい」のはなし

「結成したバンドは、いつか 『音楽性の違い』によって解散する 宿命を背負っている」 今日のテーマである 「第3の『これがいい』」の概念を説明するとき、 このかなり乱暴な「バンド解散」の命題を 持ちだしている。 バンドマンがそれぞれ、 メンバーと仲良…

「いいことしてやったぞ競争」のはなし

医療や福祉、その他対人サービスは得てして 「いいことしてやったぞ競争」に陥りやすい、 と僕は思っている。

「共同生活の本質」と「コミュニティのパラドックス」のはなし

本来、「共同生活」とか 「つながり」とかいうものは 「する」というような能動的なものではなく 場所を一緒にしたからという理由のみで 「なる」という受動的なもので、 「持っているリソースを分け合えばよい」 という、ある単一の合理的観点から それをシ…

「車を運転すること」から僕が勝手に感じていること のはなし

最近読んだ本に 『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも 行き詰まりを感じているならば、不便を 取り入れてみてはどうですか〜不便益という発想〜』 というものがある。タイトルが長いけれども、 しばしばそこに書いてあることが思い出される、良本だ。 …

「予定が入らなかったらね」のはなし

「来月の〇日、空いてる? ちょっと□□行こうよ」 という質問に対して、 「予定が入らなかったらね」 と答えられたときは、ちょっと困る。 その返事からは 「悪いな、ボクには『予定が入る予定』があるんだ」 というメッセージをなんとなく受け取ってしまい、…

「消費する楽しみ」と「つくるたのしみ」のはなし

ぼくは「楽しみ」というのを 大きく2つに分類していて、それぞれを 「消費する楽しみ」と「つくる楽しみ」 みたいに呼んでいる。 基本的には、 「つくる楽しみ」を「消費する楽しみ」に比べて 自分のなかに、6:4とかでいいから 優位に保っておきたい、とボ…

「ライフスタイル」を売る時代その「トレーサビリティ」を否定する!

「生き方を売る時代」 というフレーズが書かれていたのは、 『物欲なき世界』と言う本だ。 消費社会が成熟してしまった現代では、 もはやライフスタイル、すなわち 「生き方」くらいしか売るものがない、 ということを皮肉って書かれたものだっただろうか。

とても地味な「誠実さ」の話

【「いつまでも誠実でありたいです」?】 「君は、一生のうちに 『これだけはやりたい!』 ってことはあるのか?!」 そう聞かれたので、 「特に『これがやりたい』ってものは ありませんが、ただ、 いつまでも誠実でありたい、 とは思っています」 と答えた…

結婚ロマン主義社会のユウウツ

「結婚」それ自体は、一応は 法的に認められたカップルになる ということだ。 しかし、実際のところはもうその言葉の中に 「子育て」「扶養」というニュアンスまでもが 内包されていて、おそらく 未婚者の間の高いハードルは 「結婚」と強く結び付けて考えら…

「生きる」の優先で規律意識は崩壊するか?②

(前の記事の続き) 元女優・清水富美加の出家・引退騒動を巡って 「死にそうだったから逃げる」という行為は 本人のわがままやメンタルの弱さによるものか、 それとも、本当のSOSコールなのか。 そして、もし「逃げる」を容認してしまったら 「人様に迷惑を…

「情けは人の為ならず」-貧乏人がチップを渡す話-

日本には、チップという習慣がない。 それがダメだと指摘するつもりはない。 それどころか、 僕は実際にチップが面倒だと思ったことがある。

老人の抱える生きづらさ―思想の「機能不全」―

「老人も生きづらさを抱えている」 という記述を見たとき、僕は驚いた。 いや、「驚愕の事実!」というものではないが、 自分が25歳ということもあって、 「若者の生きづらさ」という側面ばかりを 注目してきたせいで、見えていなかったのだ。

僕はやりがいの搾取に「断固反対」できない

我々は市場経済を「持つ」状態から、 市場経済「である」状態に陥った 『それをお金で買いますか』(マイケル・サンデル著) という本に書かれていたこのフレーズは、 僕が抱えていたある違和感を 見事に言い表してくれた。

コンテンツはタダの時代?―キンコン西野「お金の奴隷解放宣言」に寄せて―

「自分が入った本屋で 全部の本がビッチリ包装されてたらどう思う?」 そんな問いを投げかけるところから始めたいと思う。

なぜはじめから「アイドルをやりたかった」と言わないのか?

https://twitter.com/i/moments/822244498918903808 そもそも、 「お金にならなければやらない」と思っていることは、 「本当ににやりたいこと」ではない。 そんなことを想えば、 「将来は女優になりたい」という女の子が その足掛かりとしてアイドルをやる…

想像できる?7万円ぐらし

1ヶ月手取り7万円の生活を、 想像できるだろうか? 家賃も、奨学金も、通信費も、医療保険も、 食費も、日用品も、交通費も、交際費も、 ぜーんぶ込みで、7万円だ。

「言うことを聞く」「言うことを『聞く』」はそれぞれ全くの別物

「相手に服従する」こととしての「言うことを聞く」と 「相手の話を聞く」行為としての「言うことを聞く」ことは、 実はパラレルに存在しているものであって、 相手の行った通りに「やる」「やらない」のオプションは あくまでも自分が握っている。だから、 …

強力な「先輩」「後輩」の関係は、それ自体が甘え

お互いに尊敬し、されるためにも 「後輩」という立場に甘んじるのを許さず、 「先輩」という立場に甘んじるのも、また許さず。

僕も、「不登校」みたいなもんです

「引きこもり」や「不登校」は、 「尊敬できる人がいない」というサインかもしれない。 (ここではその「良し悪し」には一切触れない。) twitterを眺めていたら、 「引きこもりや不登校はむしろ自信の表れ」 みたいなのを見つけた気がする。

「来年から野球選手になります」?!―「自分でやってみること」そのものに価値がある―

「何かを自分の意思でやってみること」そのものには その試みそのものが「成功」か「失敗」か、 というのとは別に間違いなく「気づき」が存在する。

いったいその会社・仕事に「何年縛り」なのか?生活を「SIMフリー」化せよ

「自分はいったいいくらあったら何とか生活できるか」 を何度も何度も試算し、その額をどんどん下げていき 限りなくそれに近づく工夫をすることで 生活を「SIMフリー」化していくのはどうでしょう。

一年の重み

1年や2年で退職する人を 「早期退職者」という人がいるのだけれども、 僕にはその1年や2年を「早い」とは全く思えないのだ。 もうすぐ2016年が終わる。 ここに来て僕は改めて「一年の重み」を感じている。

「折れる」と「相手の意見を尊重する」は全く違う

相手と意見が対立してしまったとき、 「折れる」のと「相手の意見を尊重する」 のとは、全く異なる。 積極的な態度を保ちながら、 相手の意見を尊重することは十分可能だ。

結局、「悪い人」というのはいないんだ

実際、「悪い人」というのは どこにもいなかった。 「あの人はいい人だ」 僕は以前に勤めていた会社の人を見かける度に 同じことを思う。

強いことと幸せであることは別

行為者として「強いこと」と「幸せであること」は また別の問題だと思う。 ある一部の地方出身のケニアの陸上選手は 小さいころから「走らざるを得ない」状況に 置かれているからこそ、 中長距離走において無類の強さを誇る みたいなエピソードはこれまで何…

今はもう、その教育はきっと時代錯誤なんだ

「時代錯誤な支配的教育と保身のための欺瞞」 巨人の阿部慎之介選手と小林誠司捕手との間にあった 「雪」とはそれが積もったものなのでは? と思ってしまった。 ネットニュースでこんな記事を見つけた。 巨人・阿部ついに小林と“雪解け” この記事によると、…

問題解決のカギは「事情を知ること」にあり

問題解決のカギは、「事情」にあり。 それを話してもらうには、 「問題」の人にこそ、 「自分は、あなたの味方だ」 というメッセージを送り続ける必要がある。 ドラマ「鈴木先生」は、 中学教諭の鈴木が生徒たちの数々の 「問題」行動に独自の目線から切り込…