まじめの病

「自分はまじめにやっている」と自分で思っている人は要注意。

それはもう「まじめの病」にかかっている状態かもしれない。

 

そもそも、自分の中でのモチベーションが高かったら、

誰に言われずとも、勝手に行動が(周囲から見て)まじめになっていくのだ。

周りに言われたことを、周りの人に評価してもらえるように、理性でまじめな姿勢を保っているのはもはや、まじめにやっている「フリ」をしているにすぎない。

そうして物事にまじめなフリをして物事に取り組んでいる人は、

周りに自分と同じような努力・苦労を求めるようになる。

そういう人は概してクソ真面目だから、他の人が「頑張っている」という状態だと認めるハードルが高い。自分にも厳しく、他人にも厳しいのだ。

 

だから、「まじめの病」にかかっている人は「あいつはおれみたいに頑張っていない」といつまでも相手を責めるような態度をとるし、責められる側は、「こっちだって頑張っているんだ」と思うだろう。そうなったら両者の溝は深まるばかりだ。

 

やりたくもないことを、まじめさという理性でもってモチベーションを保っている状況はまさに「病気」。高いパフォーマンスは期待できないし、できるだけ早いうちにやめた方がいい。