自己分析=自分のトリセツ
就職活動をしていると、必ず出てくるキーワード「自己分析」。
就職活動当時は会社に自分のことを説明するために「やらなきゃいけない」ものと思っていたけど、むしろ役立つのはその後。
自分にはどういう強みがあって、どういう弱みがあるのか。
また、トラブルにはどんな風に対処したか。
そんなことを折に触れて振り返るだけでいい。
自分の行動のサンプルを絶えずとりつづけながら、自己分析はずっと続けた方がいい。
自分の取り扱い説明書
自分のトリセツ=自分の取扱説明書とは?
取り扱い説明書にはその商品の特徴が書いてあるはず。
それを「自分」というものにあてはめる。
「自分」にはこう言う長所があって、こういう短所がある。
そんなことを、素直に考えてみる。
自分の行動はほぼ全て知っているはずだから、膨大な行動サンプルを得ることができる。
そのなかで、「自分」というものはこう言う状況に強く、
またこういう状況に弱いというのが分かるはず。
それは、自分の「仕様」として考える。二十数年生きてきたはずだから、
もうそれは「仕様」だと割り切っていい。
人には必ず強み・弱みがあるから、無理に弱みを隠そうとするんじゃなくて、
強みをしっかり認識していて、それでもって弱点をカバーする、という風に考える。
故障かな?と思ったら…
トリセツには大体「故障かな?と思ったら…」という項目があるはず。
そこに記載されているのはその商品によくあるトラブルの解決法だ。
自分の「仕様」として弱い部分のおかげでこれまで起こってきたトラブルに対して
これまで自分はどんな風に対処してきたか、どうやって気持ちを前向きにしてきたか、
分かっていれば取り乱さずにすむ。
終わりに
強み・弱みは誰にだってある。二十数年のうちに形成されたそれはもはや自分の「仕様」である。自己分析を通じて二十数年変わらなかった弱みを明確にしておけば、いい意味であきらめがつく。強みを明確にしておけば、「自分はこれができるから」という自信が弱みをもカバーしてくれる。
自分の精神状態を良く保つために、絶えず自分の行動サンプルを採りながら、
これからも僕は自己分析を続けて「自分のトリセツ」を少しずつ上書きしていく。