自分でつくる旅

「僕はナビゲーターではあるけれども、パッケージツアーのガイドではないので、

どうぞ、途中途中で気になるものがあればどんどんワガママを言って

行ってみたいところ、行きましょう。やってみたいこと、やりましょう。」

というフレーズを思いついた。

 

「つくられた」旅

ちょうど3ヵ月前、社員旅行で香港に行ったのだが、

正直、「またすぐ香港行きてぇ!」と思うほど面白いと思わなかった(!!)。

もちろん、セッティングに関わってくれた全ての人には感謝している。

サービスの質も、料理も最上級のおもてなしだったからね。

ビクトリアピークからの眺めも、オープンデッキのバスの移動も、

マカオのカジノの雰囲気も、すべてが新鮮でしたよ。

 

ではなぜ、「最高に面白い」と思わなかったのか。

それはその社員旅行が「つくられた旅」だったからだと思う。

(大人数で行くからには「つくられた」旅で行くしかないので、

それは社員旅行の宿命でもあり、couldn't have been betterなのである。)

 

僕だってそうだ。

 

諏訪に遊びに来てくれる友人に対して、

僕は「限られた時間の中でたくさん諏訪のお気に入りポイントを紹介したい!」

と思うあまり、結構ガチガチに、ギチギチなスケジュールを組んできた。

結果、確かにたくさんの名所は回れるけれどもどうも疲れさせてしまうのだ。

その度、反省である。

 

旅行の計画立ててる時間って、楽しいでしょ?

一方、僕が諏訪を飽きもせず一人でちょろちょろ回っているのは、

全部自分で行き先を決めたり、適当に休みをとったり、

タブレットで周辺の情報を調べて「あそこ行きたい」!

と思ったらすぐに予定を変更したりしているからである。

あと、「こんな人が来たらこんなところを案内したいな」と考えてるからでもある。

 

だから、観光に来てくれた友人には

途中、カフェで休憩しながらこの後どうする?なんて話し合ってもらってもいいし、

(それくらいの方が疲れずに済む)

車で移動している途中にgoogleマップの「周辺の施設」から気になるところを選んでもらってもいい。

いや、そういう風に僕が促していかなければならない。 

 

今後の方針として…

10月からオカチャンは酒造りに入り、土日休みじゃなくなります。

いや、忙しいからって相手してられないよってことじゃなくて、

むしろどんどん来てほしいから、facebookや「岡チャンネル」

岡ちゃんチャンネル 略して岡チャン - YouTube

でシコシコと諏訪をプロモーションしているのです。

そういうときだからこそ、諏訪(もしくは長野県)について下調べをしてもらって、

「こんなことがしたい」とか、「こんなところに行ってみたい」とか、

(注文があれば軽井沢にだって連れて行きますよ)

プランをちょっとでも自分で作ってみてもらいたい。全部とは言わないよ。

 

土午後~日夕で来てくれる人がいたとして、

あえて日曜日の午前中は半日出勤して蔵の案内でもできたらサイコーだね!

将来の日本酒ファンとなりうる人たちを案内するのも立派な仕事だ!

蔵の見学が終わったらオカチャンが退勤するまでフリータイムとして自由に時間を過ごしてもらうのも面白いなと考えている。

 

まとめ

自分たちで行き先を考えたり、

自分たちで工夫してトラブルに上手く対処したりするからこそ、旅は面白くなる。

効率を求めると疲れてしまうのだ。特に、移動の多い旅行ではね。

 

だから、

酒と泊まる場所は用意しておくで、ある程度自由に回っておいで。

もちろん、僕も先を急がず、“ほどほどに” 案内するよう努めます。

 

 

~歩いていれば見つかる楽しみ~

ネコさんも全く警戒せずこの通り、です。


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