なぜ東大女子はダメ男と付き合うのかー「タニガバ」論の観点からー

「デキ女」×「ダメ男」のカップル、近くにいませんか?


しばらく前の話だが、東大に進学した友人からこんな話を聞いた。

友達のデキ女がダメ男と付き合っていた。
その男は一人暮らしだが、身の回りのことがまるでできなくて、浪費グセもあり、
ガス(水道も?)料金を納めずに、ついには止められてしまった。
(話を聞く限り、貧しいから、という感じではない。)そんなんで、
外にデートに行くお金もなく、いつも家で過ごすばかり。
結局、その他色々あって、彼女は彼氏に愛想を尽かして別れてしまった。

その話を聞いたとき、僕はすぐにこう思った。
「あぁ、彼女はその男と付き合うべくして付き合ったんだな」と。
「彼女はとんでもない男に捕まったな」ではなく、だ。

そう思った理由を、「タニガバ」論から説明していこうと思う。

東大女子:しっかり者で、いわゆる「デキ女」と呼ばれるような女子のたとえ。

ダメ男:身の回りのことができない、浮気グセあり、お金の管理ができない、などの
    特徴を持つ男子のたとえ。(この手の男子はある特定の分野においてとんでもない才能を
    発揮することがよくあるので、本当の意味で「ダメ」とは限らない) 


「タニガバ」論とは

「タニガバ」論とは、
「他人が頑張るところでは頑張らない。他人が頑張らないところで頑張る。」
という僕の主張である。長いので略しました。

平たく言えば、

他人が頑張らないところで頑張れば...
①おいしいところを比較的ラクに手に入れられる可能性が高まる
②自分の役割ができて、自分のなかでその社会における存在意義が明確になり、
やる気と自信につながる

というものである。
詳細は過去の記事を参照されたい。




おいしいところをゲットした彼女

彼女は自分が「デキ女」であるから、
彼氏が「デキ男」であることにこだわりがないはず。
彼の欠点は自分がカバーできるから。

(決してイケメンとは言えないものの、同じサークルの中でも気が合う彼。
優しいし、趣味も合うし、女友達も少ないから浮気もしなさそうだし...。
ちょっと頼りないところも可愛い❤...いいじゃん!)

かくして、彼女は彼氏に求める「良さ」を自分基準にカスタマイズすることで、
自分に合いそうな男を、激しい競争もせずに彼氏にすることに成功した。


自分の役割を手にした彼女

彼は身の回りのことがまるでできないが、
彼女は家事がデキるので、炊事、掃除をしてあげる。
お金の管理もしていて、貯金もしているので、お金を貸してあげる。

「仕方ないわねぇ」といいながら、
自分が「恋人関係」という小さな社会のなかで、
自分の役割をこなすことで彼の役に立っていることに
「やりがい」を感じているに違いない。
彼が喜んでくれたら、ますますやる気になっちゃうだろう。


彼女は「残念な女子」か?

結局、彼女は彼氏にとって都合のいい「残念な女子」だろうか?

いいえ、彼女はむしろ優秀である。
実際に子育てする前に大人のナリをした「子ども」の世話を買って出て、実際にやったのだから。
彼女は彼との交際中、「社会のダメ男の一人を世話する」という
彼女だけの仕事をキッチリ遂行して社会貢献したのである



※結婚という次のステージを見据えたとき、目の前の「子ども」と結婚できるか?
と考えたとき、このまま付き合い続けるということに対して「?」となってしまったのだろう。

※交際期間中に彼女の「結婚」に求める基準を満たすように
彼をカスタマイズ(「教育」とも言う)し、かつ彼氏にとって譲れないことを聞いて、
自分にとってそれほどこだわりのないポイントを「切る」ことができればそのまま結婚できたかもしれない。


まとめ

彼女は自分の基準を持っていたから、
競争なしに恋人としては自分に合う男を見つけることができた。
しかも、自分が出来ることで彼の役に立つことができていることに
彼女自身、自信とやる気を見いだしていたに違いない。

彼女の好みの範囲に入っていて、
かつ彼女の力を存分に発揮できるのがその「ダメ男」という分野だったのだ。


おわりに

冒頭の友人の話以外はすべて僕の考えである。
しかも僕の想像で勝手に「彼女」の思考を書いたところがあり、
女心というのはもっともっと複雑なんだ!という意見もごもっとも。
お詫び申し上げたい。

僕はあまり女のことを知らないので、こんな状況で実際はどんな風に考えているのか、知りたい。
ついでに言えば、女のカラダについてはもっと知りたい。


おっぱい。


いっけね!間違えた


おしまい。