女子による「女子語り」のはなし

  今の環境は女性ばかりで、女性による「女子は面倒だからサー」という「女子語り」に出くわすことがしばしばある。しかしそれに巻き込まれてしまっては、本当に大事なことを見失ってしまいそうだ。せいぜい、面倒な他人から自分を守るため、もしくは面倒な他人を許すための方便くらいにしておく必要がある。

 

⑴そのとき、大前提として「女子全般が面倒なのではなくて、いま、面倒な人物がひとり目の前にいる」と考えてみる。

 

⑵そのうえで男女問わず「面倒」を「いろいろなことに気づくセンサーが鋭敏すぎること」と言い換えてみる。様々な可能性に気付いてしまうセンサーが鋭すぎるからこそ、それぞれの可能性に白黒がつかないと不安なのだろう。しかし全てに対して白黒をつけていると物事を進めることができない。「まず決める」ということができない。解決できる不安「わからない」を、できる範囲で「わかる」安心に変えてあげる。

 

⑶「女子は面倒だからサー」と「ちょっと男子ぃ〜」は多分表裏一体だ。それぞれを同じ人物が言いそう。様々な可能性に気づいてしまっているのに、それに鈍感な人物の存在に安心できない。

 

⑷気付いてもらった可能性の中から、やはり必要なものはピックアップすることに努める。