オカの思いつき

続・「予定が入らなかったらね」のはなし

(承前)「予定が入らなかったらね」のはなし 「約束をする」という行為はもはや 前時代的なものになりつつあるかもしれない。 【便利なツール】の側面から言えば、 約束を変更することが いつでも、どこでも、しかも簡単に、 可能になってしまったからだ。 …

スマホと「ひま」のはなし

「暇さえあればスマホをいじる」という言葉には、 もう既にネガティブな意味が内包されている感じがある。 けれども、「スマホ」っていうのは人々の気持ちに不安を与える 「暇」というやつの、まさにスマートな行き先であり、 その「暇」を「よくないもの」…

大都市でも休みたい

東京をはじめとした大都市に行くと、 腰を落ち着けてゆっくり休める場所に困る。 ぼくが、首都圏での生活を経て、 あんまり大都市に住みたいと思わない理由のひとつはこれだ。

「苦行〜自信説」と「いじめのタネ」のはなし

「苦行をこなしたこと」に基づく自信みたいなやつが、 簡単にいじめのタネになることを知った。

エモさとキモさのはなし

自分で感じたエモさを、 他人の家に土足で上がりこんで、 「ね、エモいでしょ?」と言わんばかりに 望んでもいないおすそ分けをする行為は、キモい。

「趣味のリサイクル」と気分転換のはなし

いま、ここにいながらにして、 当時のフィーリングとシンクロできる、 それが、結構気分転換になる。

「秋冬はちゃみちいね」のはなし

夏から初秋くらいまでは日も長くて、 なんだか開放的な気分になっていて、 それこそみんなで「何でもできる」ような気がしていた。

おカネとフィクション性のはなし

ここ数ヶ月の間、 「お金はフィクションである」 という考えがぐるぐると頭を巡っている。 多分、ゲームの世界の中の課金を見たからだ。 あれは、フィクションの中のフィクションだ。

「きみとぼく」の関係のはなし

たぶん、「きみとぼく」の関係の中で ぼくの手の及ぶ部分なんてのは半分くらいだ。 ただ、「ぼくにできること」を考え続けるかぎり 他の誰かのせいにしなくてもいいし、 「じゃあ次はどうしようかな」という希望は失われない。 ただ、「ぼくのせい」にしそう…

「そろそろ」のはなし

先生は、キレた。 ぼくは、なぜ怒られたのかわからなかったが、 わかるような気もした。 「そろそろ」という言葉が、 どういうわけか、先生の逆鱗に触れたようだ。

学生みたいな生活と「わび」のはなし

「学生さんですか?」 と聞かれるのは慣れたものだ。 はじめのうちは「なんだかな」と 思うこともあったけれども、 ふと思ってみれば、ぼくは大学を卒業してからも 「どうすれば学生みたいに生活が送れるか」を志向しているので、 全身から「学生オーラ」が…

「ブカツはメンドウ」マインドのはなし

高校野球を見て「打った取られた」で 一喜一憂しているのは、 古びたスワローズの帽子をかぶっている オジイちゃんだけではない。 自称・野球愛好家のぼくもその一人だ。 先日もテレビ中継で試合を見て 思わず涙が出そうになった。 厳しい練習の背景とか、 …

「わるい人センサー」のはなし

ぼくにとって 小学校や中学校などの公的な教育機関を訪ねるのは、 会ったことのない大人を訪ねるよりも非常に気を遣う。 「生徒は、学校によって固く守られなければいけない」 「学校関係者以外との接触は、 (塾などを除き)基本的にはご法度である」 とい…

体力測定にまつわる思い出のはなし

市内某所のリサイクルショップで握力計を発見した。 (ぼくが公言している自分の「三大趣味」は ギターと読書、それから「リサイクルショップ巡り」だ。) フンッと握ってみて出た結果は リンゴを握りつぶすのに必要とされている数字を 30kgほど下回るくらい…

「便利の代償」と「不便の価値」

「もしも、この橋やあのトンネルがなければ 向こう側にいく『理由』は存在しなかっただろうな」 先日国道を車で走っていた時に 改めて考えるまでもないことが頭に浮かんだ。 「できるのにやらないのが一番腹が立つ」 という類の怒りを漏らす人をみたことがあ…

「敬う」ということ

「『敬』という漢字の意味するところは 『ノータッチ』という性質だ」 というところから始めてみたいと思う。 敬い、遠ざけるなら「敬遠」、 敬い、尊ぶならば「尊敬」、 「ノータッチ」のマーカーとしての言葉は「敬語」。 それぞれ相手の中に 「こちらから…

花を育てるように。

「野菜を育てるぞ!」 と張り切れば張り切るほど、 「毎日キッチリ水をやらなければ」とか、 「この野菜に適した肥料は何か」とか、 「あくまでも有機栽培にこだわるべきか」とか、 そんなことばかりが、数分のうちに頭をよぎるのは 男の性かな、と思う。

対人コミュニケーションと「答え合わせ」のはなし

対人コミュニケーションにおける いくつかの場面を想定した 「セオリー」のようなものが頭にある。 頭にある「セオリー」は「セオリー」として、 その場その場で出た自分の言動が その瞬間における自分の「答え」だ。

外的要因は人の心を救うか

「不可抗力とか、外的要因は人の心を救うか」 ということをしばしば考えることがある。 以前ホテルで働いていたとき、 同僚のおばさんがいた。 彼女は「孫の世話を任されているから」 という理由があれば気兼ねなく休みを 申請することができたらしいが、 自…

言葉を「貯め」、「書くように」話す

「文中に出てきた分からない単語を調べ、 実際に作文をしてその語を使う」 「たくさんの文を読み、言い回しや 語の組み合わせを身につける」 この文はなんとなく外国語学習を思わせる。 しかし、僕はこの作業を、日本語について 行うことを楽しんでいる。 そ…

「あの人は、あんな人だ」「以上!!」

もしも、 「あの人はどんな人か?」 という風に聞かれたなら、 「あの人は、あんな人だよ」 と答えて終わりにしてみたい。 ただし、そんなことをすればおそらく、 「いやだから、『どんな人か』って聞いてるんだ。 『あんな人』では答えになっていないよ」 …

真面目な「フリ」をすること、思考を放棄すること

「真面目であること・従順であることと そしてそれを担保に思考を放棄することは、 全くの別物」 という文にTwitterで出会った。 https://twitter.com/hellohellock/status/848879752316309504 「真面目さ・従順さを担保に思考を放棄する」 (「頑張っている…

自分の感覚は、ただそこにあるリアルだー「いじめのタネ」はかくも簡単に出来上がるー

自分の感覚は、世間的な正否を抜きにして、 「ただ、そこにある感覚」であり、リアルだ。 「間違っていないよね?」と言わんばかりに 共感を求めるその自信に欠けるメンタリティが、 いつの間にか「いじめ」のタネになる。

あくまでも「楽しいもの」であってほしい「匿名性」と「つながり」の間

「シェアリングエコノミー」の概念は 結構好きでいるんだけれども、 ある種の「宗教性」や原理主義的思想に陥りやすい という側面を持っている。 なぜなら、シェアリングエコノミーもまた、 参加者が増えるほど参加者が得をするゲーム だからだ。ゆえに、 相…

他人のせいにして生きるのは、辛い

「お前、自分には心当たりがないのか?」 「わかった、 じゃあこれ(武器?)で相手を殴って来い」 この時代、 「いじめられた」と訴える子どもに こんなことをいう親はまずいないだろう。 「いじめる方が悪い、いじめられる方は悪くない」 というのが確立さ…

「匿名性」を先人たちは追い求め、勝ち取った

「親の干渉下から離れて、 立派な自分の家を持てた時、 核家族を築く主体となれた時、 人々はどんなにか喜んだだろう」 「お金というチケットさえあれば、 自分の人間性を問われずに、 何だって手に入る状況を手に入れた時、 人々はどんなにか喜んだだろう」…

「いたたまれない」とはこのこと

「目的なくても楽しいじゃん!」 と言われても気乗りしないものはしないのだ。 僕は、基本的に誰かと無目的に会うことはない。 それは「オレの貴重な時間が〜」という意識ではなく、 目的なしに会ったとき、 その場をしのぐように真心に欠けた話で 場を取り…

今じゃなくても、いいよナァ・・・

「いつでも行けるから、今じゃなくていいか・・」 そんなことで 近所にある小さいカフェや、パン屋、 小さい雑貨屋さんには、 気になってはいるものの、結局行かずに終わる。 「いつでもいける」 ―そう思えば、行く時には何かの 意味や理由が欲しくなる。 こ…

未然に防ぐことは、できない

「何かを『未然に防ぐ』ということはできない」 という言葉がここ最近頭を巡っている。 厳密に言えば、そのニュアンスは 「どんなに対策をしようとも起こるものは起こる」 「その責任を人に問うことも、ヤメだ」 というものに近い。

「私を見て!」僕はそこに清々しさを感じる

「私を見て!」 という感じの強いエネルギーを これでもか!というほど乗せた 投稿をしている(と勝手に思う)人(女性)が 僕の知り合いの中だけでも4人いる。