このイライラは相対的なもの

ここ数日、WiMAXルーターの調子がよくない。

機器は接続できるのに、ネットに繋がらない。

いつもならサクサク通信できていただけに、

ついついイライラしてしまう。 ただ、ちょっと考えてみれば、

携帯端末から常にネットに接続するなんて

僕が高校生だった6年前くらいまでは

考えられないことだった。

それまではせいぜいケータイ専用ページを

見ることくらいしかできなかった。

まだSNSもここまで発達していなかったし、

そういうのもPCから見るものだ、

と思っていた。

じゃあ、ネットに接続していない時間は

圧倒的に短かったわけだけれども、

その間何をしていたか?

・・・ひたすら勉強していた!

ガリ勉自慢ではない。

「遊ばせない」と言わんばかりに

高校では大量の課題が出され、

せっかく部活動が休みの日でも

それで潰れてしまったし、

僕の処理能力(特に数学の)では

課題を終えることすらできなかった。 (そんな高校生活だったために、

(たぶん、あったんだろうけれども)

しばしば青春映画で描かれるような

ドラマ的なものへの記憶が薄い。

常時インターネット接続がある今の高校生は

僕が見てきた高校生活とはきっと

結構異なるものを見ているんだろう。

それくらい、常識というのは

急速に変わってしまっているということであり、

上の世代から「こいつらは分からない」と言われているのと

同じように、僕たちは高校生くらいの子たちが

何を考えているのか、何が流行っているのか、

というのが分かっているようで分かっていないはず。

「若い世代」としてくくってしまいがちだけれども、

「勝手に一緒にするんじゃねぇバブル二世が!!」

という感じなのかもしれない。) 自分個人ことに戻ると、

このイライラは

「あること」を知ってしまったゆえのものであり、

極めて相対的なものであることに気づく。

この時間に「オフライン活動」に励むもよし、

どうしてもネット接続が欲しければ、

セブンスポットもあるし、スタバWi-fiもある。

図書館に行けば市のWi-fiもある。

「ネット接続がない」

という状況を再認識して

「ネット接続を求める」

ということが積極性を帯びてくる。

そんな風に

「3歩進んで2歩下がる」

ということを繰り返せば

ゆっくり前進できるだろうか。