2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

老いてなお

「老いることができない」とか「『若者』から降りることができない」というフレーズを目にして以降、人付き合いのなかでそのようなことが頭を過ぎることが度々ある。 【関連記事】 「若者でいなければならない」。それはあえてネガティブに言うならば「常に…

とりあえず、無駄でもよくね

今となっては「あれは無駄だった」と思うことは、僕にとっては「(パッケージとしての)就活」だろうか。今後も「やっとけばいつか役に立つから」という内外からやってくる詭弁によって、ひたすら「やる」こと(「いる」ことではなく)で埋め尽くされること…

カンユウ文句

相手のリテラシーを超えて、自分のお勧めしたいものを強く提案する、という点で僕にとっての「格安SIM」と、彼女にとってのその宗教は大した違いがないのかもしれない。 僕が他人に強烈にお勧めしたいものがあるとすれば、それは格安SIMだ。「それは詳しい人…

「陰謀論おじさん」が「エラく」ない

先日ある人から「新型コロナウイルスは陰謀だ」という感じの話を聞いた。「《みんな》は本当のことから目を逸らされて騙されている。けれどもおれは本当のことを知っている」みたいな話だったので眉に唾を付けながら聞いていた(もちろん、その話の中にも発…

善意と反緊縮

緊縮財政に対抗するのは、現場の「善意」なのだろうか?という疑問から始めたい。 僕はいわゆる「ゆとり世代」かつ「デジタルネイティブ世代」だということもあり、どちらかというと「働き方改革」側に立っている。デジタルツールを使うことによって省ける手…

そんなことなら、神頼み

7月4日現在、僕の住んでいる岩手県では新型コロナウイルスの感染者が確認されていない。なんと、それにも関わらず接触感染アプリ「COCOA」のインストール率は全国トップなんだそうだ。 感染者がいないのが本当なら、それ自体は良いことだ。しかし僕は「感染…

いい人の価値が下がる

「いい人をやめれば」的な本を見るたびに、「またまた…」と思っていたのが、「いい人(≒他人にとって都合のいい人)」でいることは確かに自分の価値を下げることにつながると考え始めた。自分の譲れない条件を死守することが、かえって自分の価値を上げるか…

善意がこわい

「一日に30分だけ!」という宣伝文句が付くものはたくさんある。ストレッチ・ヨガ・ウォーキング・読書・英語・筋トレ…どれも「やるに越したことはない」ことで、耐えず上昇することを迫られている人々の「やったほうがいいと思ってるんだけどね…」という思…