2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

とても地味な「誠実さ」の話

【「いつまでも誠実でありたいです」?】 「君は、一生のうちに 『これだけはやりたい!』 ってことはあるのか?!」 そう聞かれたので、 「特に『これがやりたい』ってものは ありませんが、ただ、 いつまでも誠実でありたい、 とは思っています」 と答えた…

経歴は、役割の「本棚」

「それが、自分の役割だと思ったからです・・・!!」 相手の質問にかぶせるようにしてそう言い放った。 たぶん、鼻の穴は広がっていた。 緊張しまくっていたのに、 そこだけ、声が大きくなっていた。 某コーヒーチェーンでのアルバイト面接でのこと。 自己…

未然に防ぐことは、できない

「何かを『未然に防ぐ』ということはできない」 という言葉がここ最近頭を巡っている。 厳密に言えば、そのニュアンスは 「どんなに対策をしようとも起こるものは起こる」 「その責任を人に問うことも、ヤメだ」 というものに近い。

マウンティングと劣等感と成長の促進剤

もしも、自分の物差しから 「マウンティング」をすることによって 自らの「成功」度合いを測ろうとするならば、 そこには自信のなさ=劣等感がある。 この他者を巻き込んだ「劣等感」が あくまでもその他者と自分の比較から生じるものではなく、 せめて「理…

結婚ロマン主義社会のユウウツ

「結婚」それ自体は、一応は 法的に認められたカップルになる ということだ。 しかし、実際のところはもうその言葉の中に 「子育て」「扶養」というニュアンスまでもが 内包されていて、おそらく 未婚者の間の高いハードルは 「結婚」と強く結び付けて考えら…

「私を見て!」僕はそこに清々しさを感じる

「私を見て!」 という感じの強いエネルギーを これでもか!というほど乗せた 投稿をしている(と勝手に思う)人(女性)が 僕の知り合いの中だけでも4人いる。

日常の「透明感」書き手の与える印象の話

「この人たちの書く文章からは 『透明感』という印象を受ける」 思わずそんなことを思う(?)書き手がいる。

読書のメタ的な部分の話 〜いま、「自分ごと」だと思っていること

どんなテーマの本のコーナーに 行くことが多いか。 どんなテーマの本なら、読んでいて スルスルと頭に入ってくるか。 「本を読む」という行為のメタ的な部分、 そこに浮き上がってくるのは、 「いま、自分は何を『自分ごと』と思っているか」 ということでは…

そこに意味はあるか −さらば、プータロー生活?

今のところ、 「自分を許すこと」に取り組んだ時間 という意味を一つ、与えたわけだ。

「忘れること」の話―東日本大震災復興イベントに寄せて

どんなに悲しい出来事も、 どんなに嬉しい出来事も、 出来事そのものには、 本来与えられた意味はない。

(たぶん)カルト宗教の勧誘に遭った話

学生時代の話。 僕は(おそらく)カルト宗教の勧誘に 2回遭ったことがある。 ・・・と思ったが、実は3回ある。 学生食堂で2回、文化祭で1回。

「生きる」の優先で規律意識は崩壊するか?②

(前の記事の続き) 元女優・清水富美加の出家・引退騒動を巡って 「死にそうだったから逃げる」という行為は 本人のわがままやメンタルの弱さによるものか、 それとも、本当のSOSコールなのか。 そして、もし「逃げる」を容認してしまったら 「人様に迷惑を…

「生きる」の優先で規律意識は崩壊するか?①

【「生きる」の優先で規律は崩壊するか?】 という問いがこのところ頭を巡っている。 出家騒動で話題になった女優・清水富美加が 騒動の直後に出した本 『全部、言っちゃうね』を昨日初めて読んだ。 そこに書かれていたある文に目が止まった。

「情けは人の為ならず」-貧乏人がチップを渡す話-

日本には、チップという習慣がない。 それがダメだと指摘するつもりはない。 それどころか、 僕は実際にチップが面倒だと思ったことがある。

主体性の「総量一定」説

「ある現場における主体性の総量は一定」 というのが今日のテーマである。 ここでは「主体性」は 「自分で考えられる裁量」とほぼ同じ。 10人からなる組織の「主体性」の総量が 100あったとして、そのうちの80を 2人の人間が持っているとする。 すると、その…