2017-01-01から1年間の記事一覧

「場所としてのお店」のはなし

「場所としてのこの店がなくなったら、困るよなぁ」 みたいなことを考えることがよくある。 ぼくは、非常にケチな男だし、 しばしばネット通販を利用するくせに、だ。

続・「予定が入らなかったらね」のはなし

(承前)「予定が入らなかったらね」のはなし 「約束をする」という行為はもはや 前時代的なものになりつつあるかもしれない。 【便利なツール】の側面から言えば、 約束を変更することが いつでも、どこでも、しかも簡単に、 可能になってしまったからだ。 …

「予定が入らなかったらね」のはなし

「来月の〇日、空いてる? ちょっと□□行こうよ」 という質問に対して、 「予定が入らなかったらね」 と答えられたときは、ちょっと困る。 その返事からは 「悪いな、ボクには『予定が入る予定』があるんだ」 というメッセージをなんとなく受け取ってしまい、…

スマホと「ひま」のはなし

「暇さえあればスマホをいじる」という言葉には、 もう既にネガティブな意味が内包されている感じがある。 けれども、「スマホ」っていうのは人々の気持ちに不安を与える 「暇」というやつの、まさにスマートな行き先であり、 その「暇」を「よくないもの」…

大都市でも休みたい

東京をはじめとした大都市に行くと、 腰を落ち着けてゆっくり休める場所に困る。 ぼくが、首都圏での生活を経て、 あんまり大都市に住みたいと思わない理由のひとつはこれだ。

知らない人は、危ない のはなし

アメリカの人といえば、 知らない人に対しても「やあ」とか 声かけてそうな、そんなイメージがある。 ただ、先日耳にしたラジオ番組によると、 アメリカの人は子供の頃に stranger danger (ストレンジャー・デンジャー)つまり、 「知らない人は、危ない(…

「苦行〜自信説」と「いじめのタネ」のはなし

「苦行をこなしたこと」に基づく自信みたいなやつが、 簡単にいじめのタネになることを知った。

エモさとキモさのはなし

自分で感じたエモさを、 他人の家に土足で上がりこんで、 「ね、エモいでしょ?」と言わんばかりに 望んでもいないおすそ分けをする行為は、キモい。

出世しない男の10の特徴 〜季節の揚げ物を添えて〜

1.(20代半ばを過ぎているにも関わらず) コンビニで買い食いをしている。 ジューシーさとボリュームのコスパのよい セブンイレブンの「から揚げ棒」を好む。 200円もするローソンの「からあげクン」には手が出ない。 2.(20代半ばを過ぎているにも関わらず…

公平性と「きみにきめた!」と「誰でもいい」のはなし

「公平を期す」ということと、 「君にきめた!」ということ、 これらはトレード・オフの関係にある。 「みんな一緒に」「公平に」というと、 「誰でもいい」となり、「あなただからこそ」が示せない。

「趣味のリサイクル」と気分転換のはなし

いま、ここにいながらにして、 当時のフィーリングとシンクロできる、 それが、結構気分転換になる。

「消費する楽しみ」と「つくるたのしみ」のはなし

ぼくは「楽しみ」というのを 大きく2つに分類していて、それぞれを 「消費する楽しみ」と「つくる楽しみ」 みたいに呼んでいる。 基本的には、 「つくる楽しみ」を「消費する楽しみ」に比べて 自分のなかに、6:4とかでいいから 優位に保っておきたい、とボ…

「共依存」のはなし

もしも、親だった人間が、 子どもが自立するに伴って、 「『親業務』をしなくていいよ」 と言われたなら、 それまで「親業務」をしていた人は、 いよいよ生活・考えの中心を 「誰かを育てること」から「自分を育てること」へと シフトする必要に迫られる。

「秋冬はちゃみちいね」のはなし

夏から初秋くらいまでは日も長くて、 なんだか開放的な気分になっていて、 それこそみんなで「何でもできる」ような気がしていた。

「トラブルは、他人に任せよ」理屈のはなし

https://twitter.com/ryoggu0406/status/913223572184743936 https://twitter.com/ryoggu0406/status/913224228673019904 https://twitter.com/ryoggu0406/status/913224929880956928 https://twitter.com/ryoggu0406/status/913226753656602624 https://twi…

おカネとフィクション性のはなし

ここ数ヶ月の間、 「お金はフィクションである」 という考えがぐるぐると頭を巡っている。 多分、ゲームの世界の中の課金を見たからだ。 あれは、フィクションの中のフィクションだ。

「きみとぼく」の関係のはなし

たぶん、「きみとぼく」の関係の中で ぼくの手の及ぶ部分なんてのは半分くらいだ。 ただ、「ぼくにできること」を考え続けるかぎり 他の誰かのせいにしなくてもいいし、 「じゃあ次はどうしようかな」という希望は失われない。 ただ、「ぼくのせい」にしそう…

「ワケあり品」のはなし

「ワケあってこそ、『ぼくが持っている理由』になる。 ワケありの中古品をリサイクルショップで見つけたら、 そのとき買うことにしよう」 そう結論づけて、 ぼくはニトリのコーヒーケトルを棚にもどした。

「若い人はすぐググる」と「余計なお世話」のはなし

「サンマ ワタ 取り方」 と検索窓に入力した!検索結果出た! でもふと思いとどまって見るのをやめた。 「こういうのに限っては、調べるのはちょっともったいない」

「そろそろ」のはなし

先生は、キレた。 ぼくは、なぜ怒られたのかわからなかったが、 わかるような気もした。 「そろそろ」という言葉が、 どういうわけか、先生の逆鱗に触れたようだ。

「学生は暇」にまつわるはなし

「盛岡住んでます。学生です。暇です。」 というトピックが目についた。 「メルカリ」の「ご近所手渡し版」ともいうべき 「メルカリ アッテ」というアプリを ぼんやり眺めていた時のことだ。 (「コミュニティ」という機能があって、 同じエリアに住んでいる…

学生みたいな生活と「わび」のはなし

「学生さんですか?」 と聞かれるのは慣れたものだ。 はじめのうちは「なんだかな」と 思うこともあったけれども、 ふと思ってみれば、ぼくは大学を卒業してからも 「どうすれば学生みたいに生活が送れるか」を志向しているので、 全身から「学生オーラ」が…

「ブカツはメンドウ」マインドのはなし

高校野球を見て「打った取られた」で 一喜一憂しているのは、 古びたスワローズの帽子をかぶっている オジイちゃんだけではない。 自称・野球愛好家のぼくもその一人だ。 先日もテレビ中継で試合を見て 思わず涙が出そうになった。 厳しい練習の背景とか、 …

「わるい人センサー」のはなし

ぼくにとって 小学校や中学校などの公的な教育機関を訪ねるのは、 会ったことのない大人を訪ねるよりも非常に気を遣う。 「生徒は、学校によって固く守られなければいけない」 「学校関係者以外との接触は、 (塾などを除き)基本的にはご法度である」 とい…

体力測定にまつわる思い出のはなし

市内某所のリサイクルショップで握力計を発見した。 (ぼくが公言している自分の「三大趣味」は ギターと読書、それから「リサイクルショップ巡り」だ。) フンッと握ってみて出た結果は リンゴを握りつぶすのに必要とされている数字を 30kgほど下回るくらい…

「便利の代償」と「不便の価値」

「もしも、この橋やあのトンネルがなければ 向こう側にいく『理由』は存在しなかっただろうな」 先日国道を車で走っていた時に 改めて考えるまでもないことが頭に浮かんだ。 「できるのにやらないのが一番腹が立つ」 という類の怒りを漏らす人をみたことがあ…

「他人を理解したような顔をしないこと」は「他人を理解するよう努めること」よりよっぽど難しい

https://twitter.com/ryoggu0406/status/870241415854346240 https://twitter.com/ryoggu0406/status/870241698772692992 https://twitter.com/ryoggu0406/status/870242480175800320 「他人を理解するよう努めること」の次なる壁は、実は 「その人を理解し…

「敬う」ということ

「『敬』という漢字の意味するところは 『ノータッチ』という性質だ」 というところから始めてみたいと思う。 敬い、遠ざけるなら「敬遠」、 敬い、尊ぶならば「尊敬」、 「ノータッチ」のマーカーとしての言葉は「敬語」。 それぞれ相手の中に 「こちらから…

花を育てるように。

「野菜を育てるぞ!」 と張り切れば張り切るほど、 「毎日キッチリ水をやらなければ」とか、 「この野菜に適した肥料は何か」とか、 「あくまでも有機栽培にこだわるべきか」とか、 そんなことばかりが、数分のうちに頭をよぎるのは 男の性かな、と思う。

対人コミュニケーションと「答え合わせ」のはなし

対人コミュニケーションにおける いくつかの場面を想定した 「セオリー」のようなものが頭にある。 頭にある「セオリー」は「セオリー」として、 その場その場で出た自分の言動が その瞬間における自分の「答え」だ。