いったいその会社・仕事に「何年縛り」なのか?生活を「SIMフリー」化せよ

「自分はいったいいくらあったら何とか生活できるか」

を何度も何度も試算し、その額をどんどん下げていき

限りなくそれに近づく工夫をすることで

生活を「SIMフリー」化していくのはどうでしょう。

(僕の住んでいる諏訪市

・・・の隣町・下諏訪町をこよなく愛する

「A1理論」さんの記事でも

「人生を『SIMフリー』化する」

という言葉が出てきましたが、

http://okite.hatenadiary.jp/entry/jinseiwosimfreeka

この記事からは今ひとつ定義がつかめなかったので

ここでは僕の解釈から

ちょとだけ違う定義付けをしたいと思います。)


生活を「SIMフリー化する」ってなんだ?

ここで言う「生活を『SIMフリー化』する」とは、要するに

「あらゆる会社・仕事の給料や報酬でも

生活できる状態を作ること」

のこと。

ざっくり言うとこんな感じ。↓

例えば、もしあなたが一ヶ月に現状50万円を 必要としているライフスタイルにいるとしましょう。 すると、もしも今の状況から脱したくても 月収が50万円を下回るような条件では転職できません。 もしも月収50万を上回る案件があっても、 自分のキャパシティを超えてしまうような 激務では仕方がない。 結果、渋々現状に甘んじるほかありません。 一方、あなたが月に5万円もあれば大丈夫だと 分かっているとしましょう。 すると、月に5万円稼げるような仕事は そんなに少なくないはずですから、 もし現状から脱する必要があったり、 また自分の新たな課題を見つけて 活動のフィールドを変えたいと思ったとき、 それが容易になります。

そう、この「5万円男」はより「SIMフリー」状態に近いと言えます。

つまり、SIMフリースマホがキャリアを選ばないのと同様

生活を「SIMフリー」化すれば、仕事や会社を選ばず、

選択肢が増えるのです。

個人的な話をすると、

パートの仕事を探しているとき、

(地方の話です)

「時給800円を受け入れられるなら、

どんな仕事も選び放題だな」と思ったのです。

逆に、時給1,000円にこだわっていたらどうだろう?

時給が他に比べて高いということは、「何か」ある

もちろん、その「何か」を結果として難なく受け入れられるとか、

そもそも、続けることに価値を置いていないとか、

そういうことなら

それに越したことはありませんが。


SIMフリー化」の方法は?

生活を「SIMフリー」かするにはどうしたらよいか?

それは

「自分はいったいいくらあったら何とか生活できるか」

を何度も何度も試算し、その額をどんどん下げ、

限りなくそれに近づける工夫をすること。

この試算段階でより有利に運ぶポイントは

その会社・仕事にいなければかからないであろう費用

というのが存在すること。

もしも定時で帰ることができれば

自腹でタクシーを拾うこともない、とか

普段の生活に車はなくても大丈夫だけど、

通勤には欠かせないからという理由で

自家用車を持っている、とか、

そこに勤めていなければそもそも発生しない

付き合いで月に何万も使っている、とか。


SIMフリー化」するメリットは?

上に書いたように、

SIMフリー化」の度合いが進めば進むほど

選択肢はどんどん増えていきます。

それだけで、ずいぶん気持ちはラクになるもの。

「明らかにこのままの『ぬるま湯』では面白くない」

「明らかにあの人はパワハラ上司だ」

「明らかにこの仕事は割りに合わない

(し、やりたいとも思わない)」

そういう気持ちを燻らせている人も少なくないところ

「でも、この会社・この仕事がないと、

生活が維持できない」

という現実問題に直面し、踏みとどまる。

そんなときSIMフリー化」は

「転職」「退職」という形で現状打破をサポートする手段の一つ

として、機能することと思います。

(そもそも、その職場なり仕事に

お金以外のメリットを感じている人は、

きちんと話をつけて、やりやすい方向に持っていくはず。)

価値は人が自分のそのときの価値観に基づいて

「入れている」だけですから、

「本当にその収入じゃないとやっていけないの?」

「もっと固定費カットできるよね?」

という問いを絶えず自分に投げかけ続ければ

工夫次第でいくらでも検討の余地はあります。


禁断の「SIMフリー化」手段がある

古くから一般的に知られていながら

改めてオススメすることは“禁断”の

SIMフリー化手段があります。それは、

「『どこに行っても通用するスキル』を身につけること」

それは、「誰とでも交換可能」という特性を持つため、

会社生活を人生の主にしたいという人以外には、

あまりオススメできない。

そもそも、何をもって「どこでも通用する」と

言い切れるのかが曖昧。

仮にそうであったとしても、

「スキル」が身につくポストが空くのは一体何年後なのか?

その年数を割くメリットは本当にあるか?

そもそも、その間の自分の心身の健康は万全か?

自分でなんとかできるものなのか?

という問いを忘れないようにしたいもの。


終わりに「あなたは現状に『何年縛り』なのか?」

たとえば、月収が安定しているのをいいことに

「気づけば高額のローンを組んでいた」

「生活レベルがどんどん上がっていった」

「休日の贅沢が生きがい」

そんなことの積み重ねでどんどん自分の人生の

「キャリア縛り」がキツくなっていきます。

そのローンを払い終えるまで、

その生活スタイルを捨てられるまで、

さあ、あなたはいったい現状に「何年縛り」?