「ときめく」モノを持つ

最近、持ってるもので、もう「ときめき」を感じないものを一気に捨てた(売った)。

(「ときめき」とは片付けコンサルタントの近藤麻里恵さんが自身の著書『人生がときめく片付けの魔法』で提唱したキーワードである。)

子供の頃熱心に集めていた遊戯王カードも、 雪用にと去年の11月に買ったばかりのマウンテンブーツも、 それまで気に入っていて、よく着ていたけどもうヨレヨレになってしまったシャツも。

とくに心にときめきをもたらさないものずっと持ち続けているプレッシャーから解放された。 モノを持っているということは、「いつか使う時のための備えがある」という安心感ももたらす一方で、 新しく気に入ったものに出会っても、「でも、これ持ってるしなぁ、あれを使わないのはもったいない」 と思い始めるとなかなか買うことができない。

前述のマウンテンブーツ、見た目も気に入ったしアッパーはゴアテックス(透湿防水素材)製とあり、 雪でもヘッチャラだね!と思って買ったのだが、いざ履いて歩くと疲れることが判明した。 かといって10,000円以上したし捨てるのもなぁ、と新しく気に入った靴を見つけても、買っちゃいけない気がしていた。 ためらっていたらいつまでも僕はその疲れる靴で雪道を歩かなければならなかったところだ。 それを、思い切ってハードオフに売りに行った。

その後、新しい靴を買ってからと言うものの、雪道ですら出かけるのが楽しみになっている。 そうやって得られる満足感・心の負担の減少を考えれば、マウンテンブーツ代なんてすぐにチャラになりそうだ。

気に入っていないものを持ち続けているプレッシャーって結構大きいもので、 たとえ使えるものであっても、積極的に使いたいと思ってなければ手放した方がいい。 いつまでも「もったいない」の壁が邪魔して気に入ったものが買えない。

そして、ムダ買いをしないためにも本当に心から気に入ったものを買おう。 そのためにはケチらない方がかえって経済的な時もある。