真の面白さは自分の認識の及ばないところにある。

自分の認識している長所と、 回りが評価するしている自分の長所が違うってこと、 意外とあるのでは?

特に根拠があるわけでもなければ ただの経験則に過ぎないけれども、

「これは面白いだろうな」とか

「これは面白いと思ってもらえるだろうな」とか、

そういう風に考えが及んでしまう限り、 真の意味での面白さは生まれない、と思う。

誰かが、自分にとっては当然のようにやっていることや日課だったり、

やらざるを得ないことに対して(嫌々でも)なんとか 半泣きになってやっていることだったり、

特に必要はないのに、端から見れば 「何でそこまでやるんだろう」と思うような変なこだわりだったり。

本人が面白いと思っているかどうかは別として、 そういうことそのものが、他の人がみてはじめてわかる 真の面白さだったり新しさだったりする。

そういうところに人間のライブ感やダイナミズムがある。

自分が既に面白いと思ってやっている時点で その面白さは「そこそこ」だし、

自分が既に新しいと思ってやっている時点で、 その新しさは「そこそこ」。

面白いことや新しいことは、 自分の認識が及ばないところで起こっている、のかもしれない。