効率を上げたきゃ時間を減らせ

この間市立図書館に行ったら、 社会派ブロガー・ちきりんの著書 『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』 という本に出会った。

(無論、凡人からすれば「ゆるい」感じなのかどうかも 分からないくらいではあるのだが。)

その中で印象的だったフレーズがある。 もうその本が手元にないのでそのまま引用はできないけれど

「時間というインプットを減らさない限り、 アウトプットは効率化されない」 みたいな文言だった。

「ある一つの作業に費やす時間を減らさないで、 時間は無限にあるように思っていると、 効率的にやろうなんて思わないから、 絶対に効率化は図れない」

という風に解釈した。

それにつけて、 自分が学生だったときのことを思い出した。

当時僕はボート部に所属していた。 そのボート部というのは、ほぼ寮(練習コースに隣接)生活。 朝は5時に起きて練習したのち大学に行って、 寮に帰ってきてまた練習、という日々を送っていた。

おまけに翌朝の起床時刻の7時間前には就寝するという ルールがあったから、帰ってからまともに勉強できるのは (僕の集中が長く続かないのもあって) せいぜい30分程度だったと思う。

だからこそ。

勉強できる時間が30分しかないと思ったら、 どうしたって大事なところに絞って勉強するほかない。

でも、その30分というのが僕にとって 非常に充実した時間だったのだ。


会社を辞めた今、自分のために使おうと思えば 使える時間は前に比べてたっぷりある。 むしろ、そのために退職したといっても過言ではない。

このブログも、「心のままに」という意味では アート性を帯びていて、それこそ気の済むまで 時間をかけて書いているのだけれども、

「やらなければならない」性質を帯びたものもそうだし、 ブログを書くことすら、 時間というインプットを制限すれば、 効率は上がるんだろうナ。