試行錯誤のフロントに立ち続ける

僕は自分を 「試行錯誤のフロント」

に置いておくことにこだわっている。

いや、試行錯誤の結果何かを生みたい、

というよりは、試行錯誤することそのものを楽しんでいる。

ただ、もし誰かが「こんな風にやって欲しい」とか、

「こんな生活をして欲しい」とか、

そういう期待をかけてくると、

(そして、それに答えざるを得ない状況にあると)ダメだ。

試行錯誤のフロントに立つためには、

あえて誰かの期待から外れる必要がある。

ただ、自分のやったことが、きちんと

自分の身に「降りかかって」くるということは、

それが結果的に大変なものになろうとも、

「自分のことじゃない」と思ってしまって

冷めてしまうよりはよっぽど楽しい。

これまではどちらかと言えば

「教育されるべき存在」として扱われてきたのだが、

大学受験と就職活動は、

大学や会社に入るための手段としてではなく、

「試行錯誤の繰り返し」というひとつの目的として

自分を「試行錯誤のフロント」に置くことができて、

学生時代でも楽しんで取り組んだのを、覚えている。