「自分で考えろ」デカルトが訴えたこと

このブログのタイトル「我思う、ゆえに我あり」。 僕の名前である「亮我」から「我」をとって、 さらに自分の頭のなかを考えが巡ることは そのまま自分が生きていることのようにも思われることから デカルトの有名な言葉を借りてつけたものだ。

だが、僕は恥ずかしながらデカルトについてよく知らなかった。 先日図書館でふとみつけた『90分でわかるデカルト』という本を 借りて読んでみたが、奇しくも僕が自分に言い聞かせていることは 既に何世紀も前にデカルトが主張したことだったと知った。

その本のあとがきにはこんなことが書かれていた。

天才デカルトが強く訴えたことは、 難解で複雑な理論をマスターしろ、ということではなく 「自分で考えろ」ということ。

権威に屈するな。 すべてのものを自分で吟味しろ。 自分の力で「疑うことのできないもの」をみつけ、 そこから一歩一歩確実に推論を進めるべきだ。 そのほうが、出来合いの事柄を信じるより多くのものが得られる。

ブログを始めた当初は些細な考えからデカルトの言葉を借りたが、 改めて、その出会いは不思議なものだ、と感じる。