順番待ち

今日銀行のATMの順番を待っていた時のこと。 ATMコーナーの外に列を作って待っていたところに、 男性がATMコーナーの中に入ってきた。実質、割り込みだ。 それを見て、僕の前に並んでいた女性が 「あの、ここに並んでいるんですけど」と言ったところ、 「じゃあ、前どうぞ」と開き直った。 しかし、女性は男性の前に入ろうとはしなかった。 もちろん、僕が同じ状況だとしても入らなかっただろう。

割り込んで来た人が「お先にどうぞ」と言うままに 前に入ったならば、彼女にとって状況は変わらない。 (僕は知らない間に順番が一つ下げられているが。。笑) でも、「譲られる」ままに先に行こうとはしなかた。

そう、その女性がの言葉の意味するところは 自分の順番が・・・ということよりも、 秩序を乱したことに対する注意なのだ。

そういえば、車に乗っているときには・・・

誰かが道を譲ってくれたらちょっとアイコンタクトをとって 「ありがとねー」と呟きながらハザードランプを点滅させたり、 僕が道を譲ったら、相手もちょっと微笑んで 「ありがとうハザード」を点滅させてくれたりすることがある。

そんな、見知らぬ人との「コミュニケーション」さえも なんだかちょっと気持ちが通った感じがして、 照れくさいような嬉しさを覚える。

ちなみに僕の他にもATMの前に並んでいた人がいたが、 みんなその男を「残念な人だなぁ」と思ったに違いない。 自分のわがままで先にATMを使えたところで 大したメリットがないどころか、 ちょっとしたコミュニケーションを通じた快感を得るチャンスを みすみす逃している時点でマイナス。