アイドルのダンスに寄せて思ふ。

アイドルを見ていると、 大変だなぁと思って見てしまうのが、ダンス

なんでかって? 身体能力の差が出やすいうえに、 集団でのダンスにはユニフォーミティが求められるから。

(ルックスとか歌声も、もちろん磨きようはあるけれども 「個性」というのがききやすい。)

「パフォーマンスを売りにしているプロ集団」という建前だから あんまりバックグラウンドを想像してはいけないんだろうけど

ダンスの練習風景を何となく浮かべてしまう。

「○○(メンバー名)はここがあんまり上手くできてないな」 「あとで集中的に練習しようか」

なんて言われてしまったら 「自分が迷惑をかけている…」と思って 落ち込んでしまうかもしれない。

そのとき、キレキレのダンスができるメンバーが ダンスが不得意なメンバーに対して 「何よ!」と思うことはあるかもないかも分からないが、

もっと不和を起こしかねないのは「デキる」彼女たちでさえ 下手に慰めたり、アドバイスを送ったりしにくい という心理状況に陥ってしまった場合だ。

そんなとき、 そのメンバーの不得手な部分も含めて認めて

「おっけーおっけー!でもあなたは他のメンバーよりも 踊りながらの歌声も安定しているし、笑顔もキュートだから、」 私たちの分までカバーしてちょうだい!(^_^)」

そんな風に言われたら、 泣きそうだった顔から溢れんばかりの笑顔が生まれるだろう と想像してしまうのは自分だけだろうか。

彼女たちはサッカーと違って「強い個々の集団」ではなく (ただし、僕からすればAKB48はもはやサッカーチーム的)

「集団としての強さ」が重視されるべきで、 そこから生まれるパフォーマンスを 評価してもいいじゃないか、と思ってしまうのは甘い?笑