「分数の割り算がすんなり出来た人は、その後の人生もすんなりいくらしいのよ」

今更ではあるが、先日ジブリ作品「おもひでぽろぽろ」を見た。 タイトルは非常に有名だが、宮崎駿監督作品ではないということから、 見たことがないという人も意外と多いのでは?

それはさておき、その中にこんな台詞があった。

「分数の割り算がすんなり出来た人は、その後の人生もすんなりいくらしいのよ。」

主人公のタエ子は、「割り算は割る数の分子と分母をいれかえてかける」と言うことが、 きっと言葉では分かっていても理屈では理解できずにつまづいていた。

僕は分数の割り算でつまづいた記憶はないのだが、その言葉の意味、 (おそらく)「理屈で物事を考え出すとうまくいかない。逆に、理屈とか理由とか求めなければ、すんなり生きていける」 が痛いほど胸に響いてくるようだった。

言われたことを何も考えずに受け入れることさえできれば、多分もっと楽に生きられるんだとは思う。 でも、きちんと腑に落ちないでいつまでたっても気持ち悪さやモヤモヤが残る感じの方がイヤなのも事実なのだ。