「お勤め社会」はシワシワだ。

前回の記事の続き)

『勤勉は美徳か?』という本を読んでふと思ったのは、

「『お勤め』でないとやっていけない社会はそのうち終息する」

ということだ。

生計を立てたり、将来を描いたりすることにあたり、

会社というものに対して、みんながおんぶに抱っこで、

しかも雇用には本質的には奴隷契約的な要素があるというのだから、

現代社会のしわ寄せが~」とかいう言葉があるとしたら

「お勤め社会」はもうシワシワだ。

そんな今こそ、(断言してしまおう)自分の「趣味」に目を向け

しかもそれを基本的には「仕事(請け負い)」の形にせず、

「おすそわけ」の感覚で、誰かの役に立てる方向に持っていくことの

重要性が高まってくるように、肌感覚で思っている。

それは、フリーランスでもなく、いわゆる自営業でもない。

「お勤め」でなくとも、便利な社会と、鍛えてきた頭を使って

豪華ではなくとも、豊かな暮らしは十分に実現可能だ。

このご時世、お金でなんでもやろうとするのは、汚い言い方をすれば

社会が十分に便利であることに気づいていない「昔の人」か、

頭を使おうとしない「ずくなし」か、

自分の価値観に優先順位をつけない「欲張り」かのどれか。