ヤバい「モード」に入るとき
ちょっとの間「労働」から離れていたせいで
忘れかけていたのだけれども、
僕は時々ある「モード」に入ることがあった。
その「モード」というのは全くいいものではない。
「言われたとおりにきちんとやること」を求められるとき、
変なスイッチが入って、
思うように身体と頭が動かなくなる、という
危険な「モード」である。
その時の心境を思い出すに、
極度の緊張が心身に支障をきたす、というよりは
「もっと役に立ちたい」という気持ちが大きい。
その気持ちが行きすぎた結果、
大したプラスアルファも求められないうえに
プラスアルファが発揮しにくい状況では
その「モード」に入ってしまって、
自分でも信じられないようなミスを犯すのだ。
そのときの状況を、僕は
「自分は、言われたことをその通りにキッチリこなすこと
を身体が拒んでいる」
とノートに書き表したのも思いだした。
(ちなみに、手前味噌で恐縮だが、
自分にある程度の裁量があって
パフォーマンスができる「本番」には結構強い。
受験や就職面接、スピーチもそう。)
主導権のない状況で
「決められた手順があって、
それを間違いなく、遂行する」というのは
自分に大きなストレスをもたらしてきたし、
それは、ムリして克服すべきものでもない。