「教育」の行き先「教えてもいないことを勝手にやる」
アドラー心理学を取り上げた本 『幸せになる勇気』(『嫌われる勇気』の続編)には、
本来、教育の終着点は「支配」ではなくて「自立」である。
みたいなことが書かれていた。
ということは、一般的には教育の行き先として 「支配」と「自立」の二つが存在する、ということだ。
一般的に教育とは、 「これまで教えたことを、都度言われなくてもできるようになる」 的なことを指すのだろう。 ただ、残念ながら本人にそのつもりがなくてもこれは「支配」にあたる。
じゃあ、自立とは? 「教えてもいないことを、自分で判断してやるようになる」 ことだと思う。
だから、「言ってもいないことを勝手にやる」ようになってこそ、 本来の教育の成果が出ている証拠。
ただし、組織としてはいつか折り合いがつかなくなるから、 そのときは、お互いにパッと手を放せばいいんじゃないかと。