歳をとってやっちゃいけない3つの話

「テキトーおじさん」の高田純次の名言にこんなのがある。

「歳をとってやっちゃいけないのは昔話・自慢話・説教だ。」

なるほど彼がずっと愛される秘訣はそういうところにもあったのか。

最近、僕の父が諏訪に遊びに来たが、 父は昔話・自慢話・説教の3つをもれなく話していった。

男というのはそもそも「タテ」の関係を意識する生き物だ。 しかも歳をとれば、もう二度と戻れない過去に対して、 積極的な意味づけをしていくより他ない。

身の周りのあらゆることがフィックスされているし、 良くも悪くも未来の可能性の幅は狭まっている。

だからこそ、やってきたことが「正しかった」と 認めてもらいたい、という不安でいっぱいなのだ。 でも、そういう人は概して真面目な人たちだ。 そして僕はそういう人たちが大好きだ。

だから僕は、一切の反論をせず、「その通りだと思うよ」とか、 「それはすごい!」とか、「それは初めて知ったなぁ」とか、 そういうことを言うだけにとどめた。

「自分はそういう話をしないように気をつけよう」と言うのは簡単。 自分が歳をとったらそういうことを言いそうなタイプであることも すんごくよく分かっている。笑

いつまでも自分を「今できることを、真剣かつ丁寧に」やっている、 と積極的に認めることができれば、他人に承認を求める必要もない。

高田純次はさらにこんなことを言ったという。

「おれはこの3つを無くしているから、エロ話しかできない。」

それをサラッと言えるのは、彼自身が自信に満ちている証拠。 かっくいいね!