お金を使わずに楽しく生活する「ゲーム」―楽しみをつくるプロセスさえ、楽しみ―

僕はこのブログを通じて 節約生活について書くことが多い。

だからと言ってお金を使って楽しいことを「買う」ことを 否定しているわけではない。 確かにお金を使う遊びは楽しいことも多い。 それは僕も経験は少ないながらもなんとなく知っている。

けれども、遊びをパッケージとしてお金で買ってしまったら そこには考える余地もなければ 自分でつくるプロセス的楽しみもない。

会社を辞めたことによって、 それまでの経済的な豊かさと引き換えに、 自分の時間はたっぷり手に入るはず。

僕はこれから、 お金をたくさん使わずに楽しく生活する という「ゲーム」に参加する、というつもりでいる。

そこには制約がたくさんある。 だからこそ、それが楽しそうだとも思える。


●楽しみのパッケージを買う、とは

「楽しみのパッケージを買う」とは、 平たくいえば、楽しみのオイシイところだけ お金を出して手っ取り早く買う、みたいなこと。

いわば、自分たちが楽しみの「お客さん」的な 状況にある時がそうだ。

たとえば、高いお金を払って外食することもそうだし、 高いお金を払ってテーマパークに行くことも、そう。

●ちょっと時間をかければ楽しみは作れるし、 そのプロセスすら、楽しみになる。

多くの人はバーベキューをしたことがあると思う。 みんなで食材を買ってきてそれを切ったり、 火をおこしたり、という過程を楽しいと思う人が たくさんいるからこそ、バーベキューは 夏の一つの楽しみとしてその地位が確立されているのだろう。

そう、僕たちはちょっと時間をかければ、 美味しいご飯を作るための食材を買う、 食材の下ごしらえをする、できあがりを待つ、 そんな過程さえも楽しむことができるのだ。

他にも、

ちょっと山の方へドライブに行って、 その辺を歩いていれば、楽しいことはいくつも見つかる。 側を流れる川の音に足をとめたり、 実際に手足を川につっこんでその冷たさを味わったり、 ヒグラシの鳴き声を聞いたり・・・。 おまけに、混んでいないからイライラすることもない。

挙げたのはほんの一例だけれども、 どちらにも共通するのは、

自分たちが楽しみの「主体」として、 積極的に楽しみを作ったり、楽しみを感じたりする プロセスがあることだ。

それを面倒だと思う人もいれば、 それすら楽しみにもできる人もいる。


おわりに

もしも自分の時間と引き換えに、 経済的に制約が少なくなったとしたら?

確かに選択肢は広がるんだろうけど、 時間がない分、「楽しみを作るプロセス」という楽しみを カットしてしまいがちになって面白くなさそう・・・。

ルールがあるから面白い。 制約の中で作戦を考えるプロセスも、ゲーム。