学生みたいな感覚の人の方が、付き合いやすい

僕はもう学生ではないが、もし、友達として付き合うとしたら 学生かそういう感覚の人の方が付き合いやすい。 その大きな理由の一つが彼らが「お金はないが、時間はある」 連中だからだ。

学生時代にこんな経験はあるだろうか。

お金はないけれども、ヒッチハイクをして旅行。 タダかもしくはかなり安く遠くまで行った、とか、

安い缶チューハイとたくさんの具材を買ってきて、 誰かの家でお好み焼きを焼きながら時間を忘れて語らう。 部屋が臭くなっても服が臭くなってもお構いなし。 明日の授業は三限だけだから、朝までコース、とか。

・・・なんだかウマい例がすぐに出なくて恐縮だが、

そういう連中は工夫して楽しみを見つけるとか 自分で楽しみを作るとか、そういうことに長けている。 バイト以外にもたくさんの活動を抱えているから よっぽど親の援助を受けていない限り、 お金と楽しみをハイ交換、とはいかないからこそ。

例え結果がうまくいかなくとも、 一緒に創意工夫を重ねて作った時間は もうそれ自体が楽しいのだ。 そして、そう言う感覚を持っている人は 付き合っていて楽しいと思うし、ぜひ、付き合いたい。

さて、突然だが、 お金と時間を軸にして人を4パターンに無理やり分けてみる。

1.お金も時間もある

2.お金はないが時間はある

3.お金はあるが時間がない

4.お金も時間もない

この中で一番気をつけなければならないのが 「3. お金はあるが時間がない」タイプだと思う。

大学を卒業して大企業に就職。 夜遅くまで仕事をして残業代がつくからお金持ち。 だけれども学生時代には倹約生活してきたから、 そのままの感覚ではお金の使い道がない。 じゃあ、友達と遊ぶときにでもチョット贅沢してみるか!

創意工夫する気力も時間もないけどお金はあるから、 一緒に遊ぶ、となった時の出費がキツめ。

学生時代みたいなハングリーさがないし、 そもそももうハングリーである必要がない。 自分たちの楽しみですら、どんどん「外注」できちゃう。

終わりに

僕は抱えている負債(奨学金とか、年金とか、車とか)を 考えれば、学生と比較した時、じつは2よりも4に近い。 毎日仕事をしているしね。

でも、自分で工夫して楽しみを作るということには 長けているし、些細なことも楽しいと思える感覚は 持ち合わせているという自負はある。

だからこそ、「自分で作る」「楽しいと感じる」 ことで楽しみを「生み出せる」ような友人とは 離れていても関係を保っていきたいし、 そういう友人とドライブしたい、と常々思う。