酒粕の機能性について調べてみた

正直に言います。 僕は酒造りのシーズンから酒粕を主食に生活しています。(!!!) というか、酒粕を食べまくってる&酒粕甘酒を飲みまくっていることを理由に、 白米を食べていません。買うのも炊くのも面倒なので。

健康に良いから、という理由もありますが、一番の理由は、単純においしいから。 職場の蔵では甘酒にして、自宅ではおやつがわりにそのまま食べることが多いです。

季節の素材とあって、年中お店に並ぶわけでもなく、さほど注目されない酒粕ですが、 最近はその機能性が注目されていますね。

職場にあった醸造協会誌に、酒粕の機能性について記述のあった興味深い論文を見つけたので、 その論文から抜粋して酒粕の機能性を挙げていきます。

・(酒粕抽出物を入浴剤として使って)皮膚の保湿効果・美白効果 ・がん、肥満、アルツハイマー病などの各種疾病、しわやしみの発生を抑制する ・腸内のビフィズス菌増殖促進効果 ・血清及び肝臓コレステロールと肝脂質量が減少、脂質排泄量増加 ・抗酸化作用 ・肝臓の保護 ・がん関連酵素の抑制、免疫力向上

一部はラットやマウスでの実験で得られた効果のようですが、 これだけ見てもかなり健康に良さそうですね。

僕は11月の中旬からというものの、約3ヵ月間ほぼ毎日何らかの形で酒粕を摂取していますが。 今のところ、大きく体調を崩すことはありませんし、 ニキビや口内炎などの比較的小さい炎症もありません。 (ちなみに自宅では野菜はほとんど摂っていません。)

先日会社で健康診断があったので、その結果が数値的にも良ければ ある程度は酒粕の健康効果を自慢できるかも?ドキドキの結果発表はいつになることやら。 会社を離れての食事は、ほぼ酒粕と卵だけ、という数年前の自分もビックリな偏食ですが、笑 もし健康なことが証明されたら、体重の記録とともに記事を書きますネ。

参考文献 伊豆英恵・鎌田直樹・高橋千秋(2015)「清酒及び醸造副産物の機能性」『日本醸造協会誌』110(4),198-206