本当に身体を休ませるなら

風邪をひくことは身体の治癒機能だから、 自分にできることはそれをサポートすることだ、と僕は思う。

実は昨日から体調を崩している。 倦怠感・鼻づまり・頭痛・喉の痛み・・・いわゆる風邪だ。

それも無理はない。 先週水曜日から3日間、石川に酒蔵見学ツアーに(仕事で)出ていた。 「慣れない土地でいつもと違う生活をする」ということで、 いつもの酒造りの仕事はしないものの、相当疲れる予想はあった。 加えてたくさんのご馳走!身に余る美味しい料理のオンパレード! 「食わせ過ぎても食わせ足りないことはあってはならない」 という意識と「おもてなし」はどこか繋がりがあるのだろう。 「海無し県」で有名な(?)長野県に住んでいる僕は、 チャンスとばかりに期間中の全ての食事を完食。 全国の酒蔵や酒販店から集まるので、もちろんたくさん飲む。 そんな事を3日も繰り返していては当然内臓は疲れる。

帰ってきた翌日は、蔵での宿直。 朝起きたら喉が完全にやられているのを感じた。

そんなことで今日は仕事を休んだ。 (風邪を引くことを予想していたかのように 前々からこの日を休むことにしていた)

風邪をひいたな、と思ったら僕がとる行動がある。 それは、ポカリスエットを飲んでひたすら寝ることその間食べ物は極力とらない

前述のように食べることは疲れることだと思っているから、 一旦食べるのをやめて、老廃物を「出す」ことに集中する。 排泄はもちろん、咳も鼻水も汗もそう。 ポカリはそうやってどんどん失われていく水分を補給しながら、 エネルギーも摂れる。しかも消化で疲れない。

「風邪」という身体からのサインを受けて 身体に溜まった色々な老廃物を出しきった暁には、 風邪をひく前よりも身体が軽くなったような気がする。 そんな風に思えば、風邪は病気のようで病気じゃない。 その症状は治すべきもののようで薬で治すべきじゃない。

ちょっと前までは、風邪をひいたときこそ栄養をつけなくちゃ、 と思って大して食欲がなくても食べる必要があると思っていたが、 「食べると疲れる」という考えに立った今、 本当に身体を休ませたいと思ったら、「食べない」

悪寒がして、喉の痛みで唾も飲み込めず、歩けば頭痛がして、 だるさに襲われていた昨日に比べて今日はかなり回復してきた。 明日はもっとスッキリしていることを祈って、 今日は・・・寝るッス!