マウンティングと劣等感と成長の促進剤
もしも、自分の物差しから
「マウンティング」をすることによって
自らの「成功」度合いを測ろうとするならば、
そこには自信のなさ=劣等感がある。
この他者を巻き込んだ「劣等感」が
あくまでもその他者と自分の比較から生じるものではなく、
せめて「理想の自分」像からの乖離度合いに
劣勢な他者を引きずりこむことにより
自らの優位性を見出そうとするものであるならば、
その劣等感は、あくまでも本人のなかでは、
健全なものとして働く。
ただし、マウンティング「される」側は
そんなことは一切知ったことではない。
勝手に劣等感を抱いてもらい、
勝手に努力・成長してもらうことで完結する。
なぜなら、物差しはマウンティングを「する側」が
極めて恣意的に持ち出したものだからだ。