「消費する楽しみ」と「つくるたのしみ」のはなし

ぼくは「楽しみ」というのを 大きく2つに分類していて、それぞれを 「消費する楽しみ」と「つくる楽しみ」 みたいに呼んでいる。

基本的には、 「つくる楽しみ」を「消費する楽しみ」に比べて 自分のなかに、6:4とかでいいから 優位に保っておきたい、とボンヤリ思っている。

というのも、 「消費する楽しみ」が常に優位だと どんどん貧乏になるからだ。 お金の貧乏・時間の貧乏。

「消費する楽しみ」は、 たのしいコンテンツを消費してしまえばまた次が必要になる。 次、次、と消費していくうちに、 どんどんお金と時間の消費を迫られる。

「つくる楽しみ」は、自分の出来によって なんだか今ひとつ「楽しい!」と感じられないことも、よくある。 でもまぁ、「自分のつくったもので、誰かが喜んでくれたらなぁ」 みたいなことをボンヤリ、時には具体的に、考えることが、 つくるエネルギーにつながる。

自分ひとりのために作る料理と、 誰か一人でも食べてくれる人がいるって時につくる料理じゃ、 丁寧さが全然違うように。

ただ、「消費する楽しみ」を悪いっていうんじゃないよ。 もちろんメリットがある。

リラックスすることができたり、 自分のコンテンツをつくるヒントが得られたり、 共通の好みを持った友達ができたり。 楽しみとして「即効性」がある。

ところで昨日ぼくは、 「消費する楽しみ」のひとつとして、 「ポケモン赤」を選んだ。

(今日は最新作「ウルトラサン」「ウルトラムーン」の発売日なのにねぇ!)