成田からモスクワへ アエロフロート261便にて

成田空港から乗り継ぎ地点のモスクワまで 約10時間。今のところ2時間しか経っていないから、 あと8時間はこのまま乗り続けなければならない。

暇を潰そうにもインターネットの接続がない。 でも、キーボードとタブレットはある。 そして何より、座ってゆっくりできる時間が8時間もある。

ブログを書くには悪くない環境。

●僕が空港の端末で予約したのは翼の上の席。 窓際なのに珍しく空席だったものだから、 なにか訳があるのかと調べてみた。

燃料タンクが主翼の下にあって、 もしもの時に炎上する可能性が大きいとか、 嘘のような本当のような噂もいくつか見つけた。 (本当だったら困る。) でも、一番は翼のせいで景色が見づらいから、だそうだ。

景色にこだわりのない僕にとってはたいした不都合ではない。 それに、主翼のフラップやスポイラーが動く あのメカメカしい感じを見るのはそれはそれで楽しい。

●僕がこの旅行で使っているのはロシアのアエロフロート航空の便。 ネットで評判を見ると芳しくなかったり、問題なかったり。 でも、今のところ大きな問題はない。 機内の所々に小さなほころびがあるものの、 バスに比べればよっぽどキレイ。 機内食には、成田発ということもあり、小さなスシが含まれていた。

●座席が隣の青年に声をかけてみた。 スペインから日本にいる彼女を訪ねた帰りだそうだ。 一ヶ月の滞在で、小樽とか軽井沢に行ったらしい。

英語を勉強してきたくせに 海外に行く機会なんてほとんどなかった。 外国の人がいて、ちょっとのコミュニケーションをとって 成り立つことさえ、新鮮でちょっとした感動にも思う。