学歴に対して「然るべき」進路と「オワコン」のはなし

所得は人一倍（？）低くて、そこそこの学歴はある僕は、

地方にいてちょこまか仕事をしていると

「なんでこんなところに？ （その学歴ならもっと「良い」ところがあったろうに）」

と言われることがある。

これは決して自慢ではなくて、僕はそう言われても嬉しくない。 全部過去のことだから。

それに、

学歴に対して「然るべき」就職先があるという考えは好きじゃない。

「ここに行けば、こうなって、『良い』人生が待っている」

みたいな「予定調和」的志向は、ある程度の予見がついてしまう、

あるいは予見を前提としているという点で

もう「オワコン」（終わったコンテンツ）だと思っているし、

「オワコン」に群れる「優秀な」人たちと「オワコン競争」を したくもない。

かといって、「今の自分が最先端だ！」 というつもりも全くないし、そんな根拠はどこにもない。

ただ、言えるのは たとえ「最先端」と言われていても 最先端と分かってしまっている時点で、 「終わりかけのコンテンツ」である、ということ。

となれば、多少の孤独感を楽しむことができる 自分ができることと言えば、

同じような属性の人、（出身地・学歴その他何でも）

があまり目をむけなさそうなことを、

自分のことだと思って（自分のことだと思える環境に身をおいて）

バカなりに、真剣に取り組むことだ。

それが、結果的に細っっそいどこかの分野に届く「最先端」 になれるかもしれないし、なれないかもしれない。

でも、自分の感覚で吟味して選んでいる限りは、後悔はしない。

学歴という肩書きを生かして何かをしようなんて思ってはおらず、

学歴につながってきた「勉強することが好きだ」という特徴を、

他人のビジネスではなく、ひたすら「自分のやること＝自分のビジネス」

に生かすのみ。