歩くことは紙の辞書を引くようなもの?

 学校の英語教師はよく「紙の辞書を使え」なんて言ったものです。

なんでも、紙辞書には「前後の語あるいは目的のページに行くまでに他の語が目に留まることで語彙が増し」たり、「例文やイディオムも同じページに載って」たり、で

「ついで調べ」ができるというメリットがあるんだって。これって「歩くこと」にも似ているなと、図書館への往復で思ったのです。

 

 歩いていれば、「ここにはこんな店があったんだ」というように、目的地までの道のりでついでに知ることがいくつかある。

 一方、車を使うことは検索したい語を入力するとあっという間にその語のページを出してくれる電子辞書のよう。車で移動するときはカーナビの音声に従っていればあっという間に目的地に着くし、そもそもわき見運転が危険なことと、スピードが出ていることで、周りを見る余裕がない。

 

体力と時間には限りがありますからどこにでも歩いて行けるわけじゃありませんが、住んでる街を良く知るために、時には歩くことも大事なんですね。

 


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こんな看板も、歩いてなければ目に留まりません。