就活生は面接前に絶対にマクドナルドには行ってはいけない
就活の「解禁」の時期はいつなのか。
何度も変わっている気がするから、
よく分からなくなってしまったが、
どうやら3月から「説明会が」解禁のようだ。
僕は事情があって就職活動を二年やっている。
そこから就活生にアドバイスするとしたら、
「面接前に絶対マックには行くな」
ということである。
そこには3つの罠が存在するからだ。
【①てりたまバーガーの誘惑という「罠」】
就活の時期、すなわち春のマクドナルドの
目玉商品と言えば、文字通り目玉焼きが挟まっている
てりたまバーガーなのだが、就活生はお店に入るや否や、
てりたまバーガーの誘惑と戦わなければならない。
本当は100円コーヒーだけで済まそうと思っていたところ、
精神が急に揺さぶられることになる。ただし、
「やらないよりやって後悔」のチャレンジャー精神を、
自己PRの材料として面接まで貫く就活生ならば、
やはり買わずにはいられない。
買わなかったとしたら、面接では
てりたまバーガーのことが気になって
面接どころではなくなってしまうからだ。
【②てりたまバーガーそのものが「罠」】
これが全てと言っても過言ではない。
てりたまバーガーは、超・滑るのだ。
どういうことかと言うと・・・
てりたまバーガーに挟まっている
目玉焼きの表面はツルツルしてるだろう?
で、てりやきパティにテラテラに塗られている
ソースはヌメヌメしているだろう?
これらの挟まったバンズを
紙の上から手で押さえつつ食べようとすると、
ツルっ!!と滑って、ほぼ間違いなく
てりやきパティと目玉焼きが、
スーツの太ももの部分に落下する。
こうなるとまず
スーツにソースがベッチョリとつく
という悲劇を免れることは、まず不可能だ。
慌ててナプキンで拭き取るも、
それは「キムワイプ」ではなく
ただのナプキンだから、パルプくずがついて
太ももの内側に不自然な白いシミができてしまうのだ。
【③てりたまバーガーの良い匂いという「罠」】
何とか不自然な白いシミを隠しながら
面接会場に辿り着いたとする。
どこからともなく漂う美味しそうな匂いで、
面接官は面接どころではなくなってしまう。
「ぼくの股間のあたりから
美味しい匂いがしますね?」
とは口が裂けても言えまい。
結果、就活生諸君が何を話そうとも、
諸君の印象は残ることなく、
ただ数少ない「持ち駒」の一つだけが失われ、
残るのはスーツの白いシミだけである。
【終わりに】
このような悲劇を未然に防ぐための策が、
一つだけある。それは、
「面接前にはマクドナルドに行かない」
ということだ。