「大人になると楽しみの幅が広がるよね」

「大人になると楽しみの幅が広がるよね」 先日諏訪に遊びに来た友人Hがそんなことを口にした。

彼女はどんな気持ちでそう口にしたかは定かでないが、 僕はその言葉に対して「まさしくそうだ!」と思った。

ちょっと前まではどちらかといえば「『楽しいこと』を与えられる」 ことが多く、またそういうものを楽しむ、という感じだった。

本当に小さい頃はテレビゲームを楽しんだのはもちろん、 中学から大学までは、(ウインドウを含む)ショッピング、 インターネットや趣味のギターが、楽しみの大部分だった。

それが、大人になると様々なことを「楽しい」と思うことができる。

自然の風景ひとつをとっても、 そこに何を感じ、何を思い出すかで見え方が違ってくる。 与えられる(お金で買う)楽しみがない状況であっても、 楽しいことを自分で作り出すことができる。 やっていることが「楽しい」と思える感性が発達してきたから?

例に挙げたのは本当に分かりやすい例だけれども、 経験や考えが積み重なっていけばいくほど、 「楽しい」と思えることの幅が広がる。

「大人になると楽しみの幅が広がるよね」という言葉。 僕はこんな風に解釈した。