学歴=勉強が好き≠要領が良い

学歴がある=「要領が良い」「賢い」

と勘違いしている人が多いのだけれども

(もちろん、高学歴者の中には、要領が良くて賢い人もいる)

大体の人にとって、学歴が示すものは

「純粋に、勉強が好き」(≒知愛:フィロソフィア)

という特徴であって、要領の良さとしての「賢さ」とは

必ずしも重ならない。

(むしろ、人一倍地味なことを繰り返して来たひとも多いはず)

「学歴はあるのに使えない」と言う人は

「学歴があるのに使えない」と言うのが楽しいだけ。

そういう人こそ、学歴コンプレックスを持っていて、

「東大生だが、使えない」みたいなことを言っては

東大に入れなかった(もしくは思うような学歴を持てなかった)自分を

必死で正当化しようとしている人であり、

(そもそも本当は、学歴は正義ではない)

恨むべきは学歴によって差別するような社会であって、

振り返るべきは学歴による競争意識をもってしまったこと。

そもそも、「勉強が好き」という特徴は

どんな勉強にも当てはまると思ったら大違い。

自分がこれと言って望んでもいないことをやるための勉強には

まるで身が入らない。

そういう特徴を持った人こそ、素直に自分の好きなことを勉強するために

その特徴を生かしたほうが、よっぽど楽しい。

地味なこともやれる、といううわべの特徴だけを

悪用されないように・・・