オカの意見

試行錯誤のフロントに立ち続ける

僕は自分を 「試行錯誤のフロント」 に置いておくことにこだわっている。 いや、試行錯誤の結果何かを生みたい、 というよりは、試行錯誤することそのものを楽しんでいる。 ただ、もし誰かが「こんな風にやって欲しい」とか、 「こんな生活をして欲しい」と…

いきすぎた消費者マインドはこうも自分の首を絞める

ある程度の不便さを引き受け、 「これ以上は要りませんから、これ以上働きません」 ということが広まったなら、 幸せな人はもっと増えると思う。 いや違うんだ、秦基博ではないけれども 「ここにある幸せに気づける人」が増えると思う。 インターネットがあ…

そこに集まるのはどんな人?「非正規」は単に働きかたのひとつとも言い切れない

「『非正規』は雇用形態・働き方のひとつだ」 当初はそんな風に思っていたけれども、 どうもそうとも言い切れない事情のようなもの を感じてしまった。 (素直に感じたことを書いていきますが、 読む人によっては少々「傲慢だ」 と思われるかもしれない点を…

終わりなどはないさ 終わらせることはできるけど

昨日、パートタイムで働いていた会社を退いた。 今だから明かすのは、僕は2カ月ほど、 とあるホテルのウエイターみたいなことをしていた。 「もう続けたくない」と思った瞬間は、 「先輩の言うことは、黙って聞いておきなさい」 という風潮が、僕がこれから…

「いま、やっていることは手段であり、目的です!」

https://twitter.com/ryoggu0406/status/789634912915632129?s=09​ 「いまやっていることは、 (何かのための)手段であり、目的です。」 そう言い切ってしまえるものだけをやる、 というのが、他人に何を言われてもブレないための 心構えだと思っている。 …

「サラリーマンのブログは面白くない」が何となくわかった

人気ブロガーのイケダハヤト氏はしばしば 「サラリーマンの書くブログは面白くない」 と自身のブログに書きまくっている。 それに対して、 「イケダハヤトがサラリーマンをディスるのは ネタがもうないからだ!」 「イケダハヤトはオワコンだ」 といった批判…

本当はダメな「ラクのしかた」

僕は、ちょっと気を抜くと 「頑張ればいい」という風に 楽をしてしまう。 この文を書いている理性としての自分は、 あくまでも「自分を頑張らせない」という部分に 目を向けることにこそ、注力するべきだ。 気合とか根性で乗り越えるのは、 頭を使ってないと…

「世間」とのたたかい

こんなツイートを見つけた。 https://twitter.com/14610_bell/status/800728175756058624 それからしばらくして自分のなかにも フッと浮かんできたのだ。 日本人として生きるということは、 「『世間』とたたかうこと」に近い。 (いや、僕には べつに海外経…

「ベーシック・インカム」はそれぞれの心のなかに

いや、僕はむしろベーシックインカム制度には大賛成だ。 ただ、いま、この瞬間に限って言えば、 制度としての「ベーシックインカム」はまず成立しないと思ってしまった。 そもそもベーシックインカムとは何か? wikipediaにはこうある。 ベーシックインカム(…

ブラック企業は、みんなの心の中にある

「ブラック企業」については、 その特徴だとか、現状だとか、そんなことは 枚挙にいとまがないし、わざわざここで記さなくとも、 たくさんのまとめがウェブ上に転がっている。 ただ、なんとなく思ったのは 「ブラック体質」とか「ブラック企業」というのは、…

「自分の時間は、掛け値なしに大事である。」

残業や、急な休日出勤をすることになったとき、 心のどこかで 「まぁ、その分お金出るしな」 と思ってしまうことはないだろうか。 実際のところ、僕はそう思っていたことがある。 ただ最近思うのは、 そう思っている限りはいつまでもお金と仕事の奴隷だとい…

「目標がないのに部活を続ける意味ある?」

「目標がないのに部活を続ける意味ある?」 そんな検索ワードでこのブログにたどり着いた人がいるらしい。 そのことに関して僕の考えはこう。 「部活をやっていることに何らかの興味や関心、モチベーションがあれば、 目標がなくとも続ける意味は十分にアリ…

美しき公共心の国・ニッポンで、"イタリア人"になりたい

宮嶋勲著『最後はなぜかうまくいくイタリア人』という本を読んだ。 当然、イタリア人と日本人の対比が書かれているのだが、 僕はその対比のなかに「日本の若年層」と「日本の年長者」の 対立構造のようなものを感じた。 「日本の若年層」は"イタリア人"にな…

もともと「頑張るタイプ」の人の「頑張らない力」は新しい強さ

https://twitter.com/sodium/status/790864906518011904?s=09 https://twitter.com/sodium/status/790865181991514112 最近(おそらく過労自殺事件を受けて) Twitterで話題になっているイラスト(漫画?)がある。 これを読んだとき、 「これこそ、このイラ…

「お勤め社会」はシワシワだ。

(前回の記事の続き) 『勤勉は美徳か?』という本を読んでふと思ったのは、 「『お勤め』でないとやっていけない社会はそのうち終息する」 ということだ。 生計を立てたり、将来を描いたりすることにあたり、 会社というものに対して、みんながおんぶに抱っ…

『勤勉は美徳か?』

図書館に行ったとき、僕の目に訴えるようにして 飛び込んできたのが『勤勉は美徳か?』というタイトル。 「私生活を犠牲にしても、自分の健康を犠牲にしても、 仕事を中心に据えるのだ」という価値観を 「高度経済成長の負のレガシー」 と言い切ってしまって…

「ナメられてはいけない」のは誰だ?

「後輩や立場が下の人にナメられてはいけない」 という風潮がある。 それが非常に残念なのは、「ナメられてはいけない」 ということばかりに気持ちがいって、 その組織の不合理を「郷に入っては~」とばかりに押し付けて 後輩や下の人を萎縮させることが目的…

それでも、あなたがやることに意味がある

もしも、「パーフェクト母さん」というのがいて (昭和~平成初期的な考えで、恐れ入るが) ちょっとお金を払えば家事を全部やってくれるとしよう。 一方、ときどき学校に持っていくお弁当を作るのを忘れてて 「これでお昼買って!」とお金だけ渡されたり、 …

組織に「人殺し」をさせないために、僕らは「はたらく」。

組織文化のせいで人が定着しないのに、「続く人」「続かない人」がいると思ってるのは残念すぎる。— おかちまち (@ryoggu0406) 2016年10月15日 しかもそういう組織に限って「続く人」のムリによって成り立っているから、「自分はこんなにムリして頑張ってる…

自分は、不完全である。だから組織が機能する。

組織は素晴らしい。 一人ではできないことが、できるようになる可能性を備えているから。 ただし、そこには条件があって お互いが不完全であることを認めて、それを補い合う ということが成り立っての話である、ということ。 ただ、残念ながらそれが成り立っ…

学歴に対して「然るべき」進路と「オワコン」のはなし

所得は人一倍(?)低くて、そこそこの学歴はある僕は、 地方にいてちょこまか仕事をしていると 「なんでこんなところに? (その学歴ならもっと「良い」ところがあったろうに)」 と言われることがある。 これは決して自慢ではなくて、僕はそう言われても嬉…

「ここでこれを買わなければ、○日働かなくてすむ」ー労働と時間と消費のはなしー

「○日働けば、これが買えるな」 学生アルバイト時代、 欲しいものを目の前にした僕はこんな風に考えていた。 ある程度の額の明確な貯金目標のためならまだしも、 例えば 15,000円する靴を買うのにも、 10,000円するトレーニングウェアを買うのにも、 30,000…

「労働とは、不本意なものである」

「労働とは、不本意なものである」 例えそこにやりがいを感じていようとも、 いわゆる労働とは突き詰めて考えれば 「他の人のビジネスを、お金をもらって代わりにやること」。 もし、本意なものならば、 例え給料が半分になっても、もしくは無給でもやる。 …

「こんなのは嫌だから、辞めてやりますよ!」ー「エグジット・オプション」の話ー

先日、こんな記事を見つけました。 会社を”見限っている”人の方が出世する その中で出会った言葉が「エグジット・オプション」。 ここでは出世云々の話はできませんが、 「エグジット・オプション」を持っていることが、 自分のためでもあり、他人のためでも…

高等教育に1,000万円も必要か

退職に伴い、財形貯蓄口座を解約してしまったので 「新たに貯蓄用の口座でも」と思って銀行に行った。 「ライフイベントとお金」について紹介されたとき、 「お子さまの教育費(大学四年間合計)」として、その額なんと 1,000万円/人で計上されているではな…

人は教えたい生き物だけど、教えてはいけない

親とか指導者は いろいろなことを知っているが故に いろいろなことを先回りして「正解」みたいなことを 教えたくてしょうがない。 それで誰かの役に立っている実感が欲しい、 というのも人間が社会的存在であることを考えれば 納得できる感情だ。 ただし、教…

真の「自信」とは「態度」のことダ!

「根拠のない自信」ってナンだ? しばしば、「根拠のない自信」という言葉を耳にしますね。 これは、裏を返せば 「通常、自信には根拠がある」と言うこと。 そうなると、ますます「『根拠のない自信』ってナンだ?!」 と言うことになります。 僕が思うのは…

やっぱり、頑張ってもいけないし、苦労してもいけない

今日、本屋で『ノンママという生き方』という本に出会った。 有名な精神科医の香山リカ氏の著書だ。 概要によると、「ノンママ」とは 子供を持たない人生を「選び取った」に近い女性のことを指すらしい。 (「いつかは子供を」と思っていたにも関わらず いつ…

「頑張り」という免罪符

「頑張り」という免罪符 最近雨が続きますね。 僕が学生時代に部活に所属していた頃も、 天気があまりにも悪くて練習ができない日がありました。 そんなときは予定していた練習メニューよりも 「キツい」メニューに置き換わるケースが大半で、 それによって…

「いったい、いくらなら納得か?」―買い物・売却で気持ちよく交渉するための心構え

「金の亡者」はどこにでもいる 「金の亡者」なんて言うと、 血眼にして「カネ、カネ、カネ」と言う人を 想像してしまいがちですが、(?) ある場面で金の亡者「モード」になる人は どこにでもいます。 「金の亡者モード」とは、 明確な理由に基づく金額設定…